配当

すでに答えは出ている? 増配率ゼロ銘柄は躊躇なく売却すべき理由

インカムゲイン投資家は増配率が重要であると同時に何よりの楽しみであることは今さら説明の必要はないでしょう。

当方も毎回お知らせしているとおり、持株の増配(率)リストを作成し、その楽しみを味わっているわけです。

そのリストの作成を続けて来て、あらためて気づいたことがあります。

それがこちら。

こちらは2017年以降の持株の増配率のリストとなりますが、注目は黄色で色づけられた以下の銘柄。

・クラフト・ハインツ

・ロイヤル・ダッチ・シェル

そう、これらは増配率がゼロの年があった銘柄。

そして、クラフト・ハインツは2019年の初め、ロイヤル・ダッチ・シェルは今年の4月終わりにいずれも大減配を発表した。

いや、してしまった。

「増配を止めてしまった配当銘柄が減配リスクが高いのなんて当たり前でしょ?今さら何言ってんの?」

って言う突込みはごもっとも。

ただ検討に検討を重ねて選んだ銘柄であればあるほど人間思い入れが強くなる、情が入る。

「今回は増配しなかったけど、この銘柄のことだからきっと次回はまた以前のように増配してくれるはず。」

とついつい期待してしまう、いや現実を冷静に直視せず希望的観測が入ってしまう。(インカムゲインに限らずそんな経験、皆さんにもあるのでは?)

そしてズルズルと保有を続けてしまう。

そして痛い目にあう。

となると注目はエクソン・モービル(オレンジ)。

昨年まで37年連続増配を続けていたこの銘柄ですが、新型コロナの流行に端を発した経済活動の低迷による原油価格暴落の影響で今年は増配タイミングでの増配を見送った。

いや、それどころか再三書いているように、減配の可能性が非常に高まっている。

つまりすでに答えは出ている。

そう、エクソン・モービルは躊躇なく売却すべき、という答えが。

ただ人間そう簡単には割り切れない。

ということで当方が出した答え。

それがこちらとなります。

シェブロンを売却してエクソン・モービルを購入後、再びシェブロンを買い戻した理由8月7日にエネルギー銘柄のシェブロン(CVX)を売却し、同じくエネルギー銘柄のエクソン・モービル(XOM)を購入しました。 そして...

(増配率ゼロの銘柄の売却にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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  1. ウィニングチケット より:

    こんばんは。
    配当貴族の没落間際 エクソンモービルニュースです。

    ニュース
    2020/10/02 00:28
    DJ-エクソンモービル、上流石油価格が7-9月期の追い風に

     米石油大手エクソンモービルは1日、7-9月期(第3四半期)業績が上流石油の価格変動によって14億〜18億ドル(約1500億〜1900億円)押し上げられるとの見通しを示した。

     証券取引委員会(SEC)への届け出で、そのほかの価格やマージンの変動は7-9月期業績の重荷になると予想。ただ、こうした見通しは同四半期決算の全体像を描くものではないとした。

     7-9月期は下流部門の精製マージンの変動が2億〜6億ドルの痛手になるとした。ガス価格の変動は1億〜5億ドルの押し下げ要因になるとみている。

     また、デリバティブ(金融派生商品)の値洗いによる最高4億ドルの押し上げ効果が見込まれるとした。

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