コラム

株価大暴落で投資家を悩ませる確定拠出年金運用への悪魔のささやきとは?

現在当方の会社の確定拠出年金の運用方針ですが、

現金(定期預金):50%

MSCI-KOKUSAIインデックスに連動する投資信託:50%

「MSCI-KOKUSAIインデックス」とは?

MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する世界の株式を対象とした指数、MSCI All Country World Index (ACWI:アクイ)から、新興国と日本を除外したものがMSCI-KOKUSAIインデックス(MSCIコクサイ指数)です。
また、MSCI World Index (MSCI先進国株指数)から日本を除いたインデックスでもあります。
この指数は1986年3月31日に算出が開始されてから30年の実績のある指数で、多くの投資家によって日本を除く先進国株式投資の物差し(ベンチマーク)として使われています。

「MSCI-KOKUSAIインデックス」の特徴

MSCI-KOKUSAIインデックスは、MSCI社が定義する先進国23か国から日本を除く22か国で構成されています。
大型株・中型株1,318銘柄(※)が時価総額(価格×流通株数)の大きい順で組み込まれています。

(楽天証券HPより)

となっています。

以前はMSCI-KOKUSAIインデックスに連動する投資信託に全額を投資していたのですが、お陰様で時価が投資額の2倍になったタイミングで半分を定期預金に預け替えしています。

そしてその後はこの50%をキープすべく、リバランスを行って来たのですが、これまでは運よく世界的な株価上昇を背景に50%を超えた投資信託の割合を減らす方向でのリバランスのみでした。

それが今回の新型肺炎相場(?)での株価大暴落で投資信託の割合が一気に低下。

現在では50%から40%にまで落ち込んでいます。

ということで投資方針に従い、今回は定期預金から投資信託へのリバランスを考えているところです。

「となれば当然それぞれが50%になるようにリバランスするわけか。」

とここで悪魔のささやきが。

「いやいや、50%なんてせこいこと言ってないでこんなチャンスはめったにない、一気にいくべきでしょ!」

「全額とまでは言わないまでも、定期25%、投資信託75%位いったらどう?」

「暴落は絶好の買い場。ってあなた普段から言ってるじゃないの!このチャンスを生かさないでどうする!!」

とここで天使登場。

「確かに「暴落は絶好の買い場。」これは間違いない。」

ただ、余剰資金での個別銘柄への投資と違い、確定拠出年金は退職金でありあくまで老後の生活資金に充てるべきもの。

ここは当然これまでの投資方針を守るべき。そう、50%50%をキープすべき。投資方針から逸脱してはダメ!」

うーん、悩ましい。

実は当方、確定拠出年金に関しては過去に苦い思い出があるのです。

それが、

「リーマンショック直前にそれまでの元本保証商品中心の運用から、MSCI-KOKUSAIインデックスに連動する投資信託に全額変更したこと。」

そう、言わば最悪のタイミング。

その結果、リーマンショックによって多額の含み損を抱えるはめになった。

もちろんその後の長きに渡る株価上昇で結局投資額の2倍となったことは前述したとおりです。

しかしこの時の苦い思い出がいまだ頭に残っている。

「あの時リーマンの後に投資信託に変更していたら今頃はるかに資産が増えていたはず、、、」

人間欲張ってはいけないことは重々承知。

頭ではわかっているのですが、、、

(確定拠出年金の株価暴落時のリバランスにあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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