現地時間の2月14日、2019年12月末時点のバフェット(バークシャーハザウェイ)の株式保有状況がSECに開示されていましたので、早速いつものとおり前回との比較表を作成しました。
尚、今回は2019年9月末に対する比較となります。
バフェットが今回新たに購入したのはNO.46から49までの黄色の4銘柄。
この中でまず注目したのがNO.47のKROGER CO。 そう、クローガー。
クローガーと言えば日本ではマイナーでしょうが、米国ではお馴染みのスーパーマーケットであり米国2位の小売業者。
【クローガー企業概要】
クローガーはスーパーマーケット・薬局チェーン店を運営する企業。
食料品店と薬局の併設するコンボ店、マルチ売場店、マーケットプレイス店、ディスカウント店に分類される。
2,640スーパーマーケット・マルチデパート、1,240ガソリンスタンド、869(83フランチャイズを含む)コンビニエンスストア、320宝石店を運営。
実は当方、米国駐在時御用達のスーパーがクローガーでした。
ウォルマート同様庶民のスーパーでしたが、ほんのちょっとだけ所得層が上だったような。
しかしこのタイミングでスーパーとは、まあバフェットらしいと言えばバフェットらしいと言えなくもありません。
そして、NO.46のバイオ製薬のBIOGEN INC(バイオジェン)。
【バイオジェン企業概要】
バイオジェンはバイオ医薬品企業。
神経疾患治療の医薬品の開発・製造・販売に従事する。
再発性多発性硬化症(MS)治療薬、クローン病治療薬、非ホジキンリンパ腫と関節リウマチ治療薬などが主要製品。
また、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患のほか、血友病、リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫の治療薬も扱う。
本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。
バイオジェンというと日本のエーザイとアルツハイマー型認知症治療薬を開発中であることが以前ニュースとなっていたような。
今回バンカメやゴールドマン・サックス、さらにはウェルズ・ファーゴ等一連の金融機関銘柄(黄緑参照)等を売却しこれら銘柄を購入したわけです。
さらには前回9月末に初めて登場したエネルギー銘柄のオクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum Corp)と高級家具販売のRH(旧リストレーション・ハードウェア・ホールディングス)を買い増ししています。
【オクシデンタル・ペトロリウム企業概要】
オクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum Corp)は、国際的な石油及びガスの探査及び生産会社である。
同社は、米国、中東及びラテンアメリカで事業を展開し、3つのセグメントで構成される。
石油及びガスセグメントは、石油及びコンデンセート、天然ガス液体(NGL)及び天然ガスの探査、開発及び生産を行う。
化学(OxyChem)セグメントは、主に基本的な化学薬品及びビニルの製造及び販売を行う。
また、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、塩素、苛性ソーダも製造し、米国、カナダ及びラテンアメリカに製造施設がある。
ミッドストリーム及びマーケティングセグメントは、石油、コンデンセート、NGL、天然ガス、二酸化炭素及び電力の購入、市場化、収集、処理、輸送及び保管を行う。
子会社のOxy Low Carbon Ventures, LLCを通じて、人工二酸化炭素の生産ために炭素回収、利用及び貯蔵プロジェクトを開発する。
【RH企業概要】
RH(旧リストレーション・ハードウェア・ホールディングス)は、米国の家庭用家具を小売持株会社。
子会社を通じて家具、照明、テキスタイル、風呂用品、装飾、屋外・庭園、食器、子供用備品にわたる品揃えを提供する。
これらの製品は、店舗、カタログやウェブサイトを通じて販売される。
米国29の州、コロンビア、カナダに70の小売店と17アウトレット店舗を運営。
そして意外だったのがアップル(NO.4)。
あれほど入れ込んでいたこの銘柄を9月末に一部を売却したわけですが今回もさらにその一部を売却。
アップルと言えばダウ構成銘柄で昨年最も株価が上昇した銘柄(+89%)、ということで急激な株価上昇で資金捻出のため(余裕で)一部を利確したということなのでしょうかね~。
以上、何はともあれご参考まで。
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