決算発表

三菱HCキャピタルの2024年3月期決算 実績〇 25期連続増配 通期予想〇で保有継続

リース大手の三菱HCキャピタルが5月15日に2024年3月期決算を発表しました。

【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速

【連結事業】カスタマー57(4)、海外地域18(9)、航空9(4)、ロジ6(13)、不動産5(14)、モビリティ3(7)、環境エネ2(24)【海外】33 <23・3>

【最高益】航空機リース、海上コンテナが好調。米不動産評価損と太陽光発電の減損計上でも小幅営業増益。25年3月期は旅客需要拡大で航空機が牽引。コンテナも順調。貸倒費用を吸収して最高純益更新。増配。

【出 資】デンマークの再エネ会社に20%出資、持分法適用会社化。ロボティクス事業の専門部署4月新設、物流や施設管理分野など他社共同実証を経て事業化目指す。

【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/17社

(会社四季報より)

概要は以下のとおり。

このうち2024年3月期の(親会社株主に帰属する)当期純利益は前期比76億円、6.5%増の1,238億円を計上。

また、以下のとおり前回(期初)予想1,200億円に対しては38億円(3.2%)上回り、2期連続で過去最高益を更新しました。

ちなみに第3四半期までは期初計画外の損失・費用の計上により期初予想比で低進捗だったものの、航空やロジスティクスセグメントにおける利益の計画比上振れ、不動産や環境エネルギーセグメントにおける資産売却益の計画比上振れにより、期初予想を達成しています。

そして1株当たり年間配当金は前期比4円増配し期初予想通りの37円、これでいわゆる配当貴族銘柄の仲間入りとなる25期連続増配となっています。

次に注目の今期2025年3月期通期予想は、前期に計上した特別利益の反動減が生じるものの、航空セグメントをはじめとした各事業の伸長、前期に計上した大口損失の剥落などにより当期純利益は前期比9.0%増の1,350億円、また1株利益は94.11円としています。

また、1株当たり年間配当金は前期比3円(8.1%)増配の40円、26期連続増配を予想しています。

以上、前期実績(当期純利益)は予想を上回り、配当については修正こそなかったものの予想どおり2023年3月期に対し12.1%増配、さらに今期予想(当期純利益)は前期比9.0%増、そして配当は8.1%増配と満足のいく内容と言えます。

ということで、

実績〇 25期連続増配 通期予想〇 で保有継続です。

(連続増配銘柄への妄信的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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