早速ですが2月末現在の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2020年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、2月に増配タイミングを迎えた銘柄は以下6銘柄。
・シェル
・ギリアド・サイエンシズ
・スリーエム
・ペプシコ
・コカ-コーラ
・ベストバイ
まずエネルギー大手のシェル(SHEL)が決算発表と同日の2月1日に配当のお知らせをリリース。
発表内容は、2月16日時点の登録株主に対し3月25日に1株当たり0.688ドルを支払う。
というもの。
前回が1株当たり0.662ドルでしたから3.9%の増配となりました。
この銘柄の場合は業績は原油・天然ガス価格次第ですが、自社株買いを継続していることですし今年も昨年同様複数回の増配に期待しているところです。
そして2月6日にはバイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズと化学・電気素材大手のスリーエムがそれぞれ配当のお知らせをリリース。
両銘柄ともに前年と同額の増配となり、増配率の方もギリアド・サイエンシズが2.7%、そしてがスリーエムが0.7%とほぼ変わらず。
それぞれ低空飛行を続けていますが、今は我慢の時期といったところでしょうか。
2月9日には飲料・食品大手のペプシコ(PEP)が決算発表と共に配当のお知らせをリリースしました。
その内容ですが、2024年6月に予定されている配当から、1株当たりの年間配当金を5.06ドルから7.1%増の5.42ドルに引き上げるというもの。
これで52年連続の増配となります。
過去5年間の増配率は毎期5%を超えその平均増配率は7%を超えており、この銘柄がいかに株主還元に注力して来たかがわかります。
そして2月16日に増配のお知らせをリリースした飲料大手のコカ-コーラ(KO)ですが、1株当たりの四半期配当を46セントから48.5セントに約5.4%引き上げることを発表。
これで62年連続の増配を達成。
コカ・コーラと言えばあのバフェットが30年以上の長きに渡り買い増しを続けつつ頑なに保有を続ける銘柄。
この先も長い付き合いになりそうです。
最後に2月29日の決算発表時配当を開示したベストバイ(BBY)は厳しい決算にもかかわらず2.2%の増配を発表。
これで22年連続増配を達成。
もちろん過去の数字から見れば厳しい増配率となったことは明らか。
ただ家電量販店という事業柄、現在の業界の状況を考えれば増配を継続したこと自体に意味がある。
つまり会社としての株主還元に対する強い意志を見た。
と考えているところです。
今さらですがインカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
もちろん高い増配率となった翌年にそれを上回ることは難しいし、その反対も言える。
ただこうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今年もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに、この作業を続けることが銘柄選びのヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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