半導体大手のブロードコム(AVGO)から4月2日に配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは前回1月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり5.25ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、現地時間の3月7日にリリースした仮想化技術やクラウド技術などを手掛けるVMware(ヴイエムウェア)を買収してから初めての2024年第1四半期決算(ブロードコムの決算期は10月)は売上は買収により前年同期比34%増。
会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の8.80ドルに対して2.84ドルと大きく減少していますが、これは買収関連の無形資産の償却費、株式報酬費用、リストラ費用等の特殊要因のため。
特殊要因を除外した調整後1株利益は前回の第4四半期同様6%増となっています。
またアナリスト予想(FactSet consensus)との比較は以下のとおりとなっており、売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
そして今期予想ですが以下のとおり通期売上はVMware(ヴイエムウェア)の買収が寄与し前期比40%増の約500億ドル、調整後EBITDAは予想売上高の約60%の300億ドルとし、前回第4四半期決算発表時リリースした数字を維持しています。
ブロードコムと言えばAI関連銘柄としてここ1年で株価が大きく上昇。
もちろんそれはそれで喜ばしい限りですが、当方が注目しているのはやはり配当。
その配当は毎年当たり前のように二ケタ増配を続けています。
とここからはタラレバ計算になってしまいますが、第1四半期のフリーキャッシュフローは前年同期比19%増。
ブロードコムの過去2年間のフリーキャッシュフローベースの配当性向は約43%。
仮にこのままのペースで年間19%増を達成し配当性向に変化がなければ19%増配となる計算。
もちろん事が皮算用どおりには行かないことは百も承知。
ただ今年も二ケタ増配発表に期待している自分がいることは確かです。
(有利子負債残高が年間売上を上回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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