決算発表

ギリアド・サイエンシズの2024年第2四半期決算 売上〇、利益〇、通期予想〇=保有継続

バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の8月9日に2024年第2四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

売上は前年同期比で5%の増収。

売上の明細は以下のとおり。

第1四半期同様主力のHIV(エイズ治療薬)を始め新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)以外のすべての製品が増収。

会社が期待を寄せるCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん等治療薬)もそれぞれ11%、23%増と引き続き伸びています。

次に利益の方ですが、会計基準ベースで前年同期の1株当たり0.83ドルに対して1.29ドルと大幅増(55%増)となっていますが、これは主に前年同期に発生したHIV反トラスト法訴訟における和解費用5億2,500万ドルを含む営業費用の増加、つまり当期の営業費用の減少と売上の増加によるものです。

そして調整後1株利益も売上の増加と営業費用の減少により前年同期の1.34ドルに対し2.01ドルと50%増となっています。

またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

最後に注目の2024年の通期予想ですが、以下のとおり売上は271億ドル~275億ドルと前回予想を維持したものの、調整後1株利益は前回予想から引き上げています。

以上、前回第1四半期決算ではCBAY社買収に関連する費用計上により調整後1株利益を前回予想の6.85ドル~7.25ドルから3.45ドル~3.85ドルへと大幅に引き下げたこの銘柄ですが、売上、利益ともに前年同期を上回り通期予想利益を上方修正したことは朗報でしょう。

さらに以前記事にしましたが、6月には第3相HIV(エイズ)予防試験において年2回の実験的注射が後期臨床試験で100%の効果を示した、と発表。

会社によればこの試験は感染ゼロを示した史上初の第3相HIV予防試験とのこと。(第3相試験とは多数の患者を対象に、既に多くの患者に使われているくすり(標準薬)と比較することで、有効性と安全性を確認して、総合的にどれくらい人にとって良いくすりか(有用性)を確認する試験のこと。)

ということで、今後に期待したいと思います。

以上、売上〇、利益〇、通期予想〇=保有継続

です。

(ここ最近これと言ったスマッシュヒットがない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です