エネルギー銘柄のエクソン・モービルが現地時間の4月29日に配当のお知らせをリリースしました。
この銘柄の場合、今回が増配のタイミング、ということで大注目の発表。
しかし新型コロナウィルスの影響によって原油価格は大暴落の状況。
そんな中4月初めにはあえて火中の栗を拾った、つまりこの銘柄を買い増しした。
その理由が、
・現地時間の3月16日、投資、経費の大幅な削減を計画していることを発表していた。
そして、
・会社役員であるシニアバイスプレジデントのアンドリュー・スワイガー氏が100万ドルを投資し自社株を3万株取得していたことが明らかになっていた。
つまりインサイダー中のインサイダーが自社株を購入していた。
さらに購入時の9%を超えるある意味異常な配当利回り。
もちろんこの利回りは原油暴落がゆえ、つまり株価暴落がゆえの上昇。
ということで、実際には50%減配での配当利回りを想定した上で購入を判断した。
つまり実質4.6%の配当利回りを想定していた。
それでもこの優良銘柄が手に入るなら十分、と考えた。
そして購入後、
以下内容のコスト削減の詳細を4月7日にリリースした。
・2020年の設備投資は、330億ドルから230億ドルに削減する予定
・生産性の向上とコスト削減で営業費用(キャッシュベース)は15%削減
その発表時、CEOのダレン・ウッズ氏はCNBCとのインタビューの中で、「配当の優先順位は高い。」と発言していた。
しかし4月20日、信じられないことが起こる。
そう、ニューヨーク市場に上場する原油先物であるWTIの1バレルあたりの価格(5月物)がマイナス37.6ドルまで下落したのです。
原油価格がマイナスになるというのは前代未聞。
逆オイルショックが発生したのです。
そんな中での発表。
その内容は以下のとおり。
エクソン・モービルの取締役会は本日、2020年5月13日の取引終了時の株主に対し2020年6月10日に1株当たり0.87ドルの配当を支払うことを宣言した。
1株当たり0.87ドルは第1四半期の支払い時と同額。
そう、エクソン・モービルは減配しなかった。
9%を超える配当利回りが確定した。
投資家としてまさに歓喜の瞬間。
もちろん新型コロナウィルス流行の収束に時間がかかり現在の原油相場が長期に渡って続けば、当然将来減配の可能性あるでしょう。
しかし過去がそうであったように、人類の英知を集めればこの難局もきっと乗り越えられるはず。
そんな風に思っているのですが楽観的過ぎるでしょうか。
(株価暴落中の高配当銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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ロイヤル・ダッチ・シェルの大幅減配おめでとうございます!
含み損だらけで減配のダブルパンチでもこれからも握り続けてくださいね!
あかいろさん
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