<転機の30代 - その2>
カコ記事はこちら
http://naobito.net/investment-history-2
英国生活の詳細は本ブログの目的からはずれるので割愛しますが、投資という観点からすれば非常に追い風、というか突風になったと言えます。
その理由は以前にも書きましたが、余剰資金を増やすためには、
収入を増やすか、
支出を抑えるか、
その両方
しかないわけですが、まず英国駐在は収入の増加、という面で非常に大きかった、と言えます。
海外に拠点を持つ企業にお勤めの方ならおわかりのとおり、一般的には海外勤務をした場合さまざまなインセンティブが付与されるため、国内勤務に比べると収入が確実に増加することになります。
いくら田舎企業とは言え、当社もその例にもれず、駐在期間中は日本に勤務していた時代と比べると多くの収入を得ることができました。
(※もちろん大企業に比べたら雲泥の差があることは、駐在当時多くの企業の方との交流で嫌というほど痛感することになりましたが、、、)
という事で、数年間の勤務を終える頃にはある程度の額を貯めることができたのでした。
以前から書いているとおり、当方が本格的に株式投資を始めたのが40歳を超えてからであり、この時期にはまだ始めていません。
ただ投資という観点から見ると、海外勤務を経験したことでFX取引などというものがまったく一般的でなかった時代に必然的に為替取引をすることになりました。
それが英国で貯まったポンドを日本に送金し、円転する、というもの。
もともと給料をポンドでもらっていたわけですから、為替での損得はないのですが、駐在時には平均で200円を割っていたポンドを日本に送金後すぐに円転することはしませんでした。
なぜなら当時英国ポンドは高金利通貨として5%前後という非常に高い金利を提供していたから。
そこで帰国後数年間は定期預金として金利収入を再投資した後、為替が200円を大きく超えてポンド高(円安)になったタイミングで円転したのです。
これがその後の株式投資の種銭になったことは言うまでもありません。
なあ~んだ、結局たまたま運良く海外勤務の機会があって、その時の外貨をそのまま持っていたらたまたま運よく高金利&円安になっただけじゃないか。
と言われればまさにそのとおり。
ただ当方のような中企業勤務+妻パートの小市民がある程度の種銭を作るには、
どこかで風が吹かなければなりません。
そして、我々小市民が確実に種銭を作るもっとも手っ取り早い方法は海外勤務ではないか、と思っています。
しか~し!
たとえ海外勤務のチャンスを得たとしても、もし現地で舞い上がりいい気になって豪遊生活を送っていたら(これ特にエリートの方に結構ありがち。)、そもそも現地で余剰資金を貯めることはできていなかったでしょう。
その意味で現地に行っても倹約(支出のコントロール)を継続したことが種銭を作ることができた最大の理由と言えます。(※ここが非常に重要)
皆さんの中で海外に拠点のある企業にお勤めの方で、なんとか種銭を増やしたい!と考えている方は、海外勤務お勧めいたします。
もちろんそれはただ単にお金の面だけではなく、ある程度の語学力(※個人差アリ)とともに人生における貴重な経験をあなたにもたらしてくれることでしょう。
投資的には外貨取引が身近なもの、というか当たり前になることも大きなメリットです。
(※海外勤務決定にあたってはあくまで自己責任にてお願いいたします。)
とここまでは順調だったのだが、、、次回嵐の40代へと続く、、、
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