7月15日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。
モンデリーズの場合、増配タイミングは毎年10月の支払い分ということで、今回の1株当たり配当も前回同様0.29ドルとなっています。
モンデリーズと言っても日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、スナック、飲料、チーズ、加工調理済み食品、各種加工生鮮食品などを製造、販売する飲食品メーカです。
その社名は知らなくてもビスケットのリッツやキャンディーのホールズといった商品は一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
この銘柄はもとをだどればクラフトフーズが、スピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があります。
そしてクラフト・ハインツと言えば2018年の決算で36%もの大減配を発表、株価が暴落したのは記憶に新しいところ。
元をたどれば一つの会社だった、ということで、果たしてこの会社は大丈夫なのか?
いくら海外がメインとは言え、もしやクラフト・ハインツの二の舞になるのでは?
ということで、今回あらためて直近の業績を確認してみることに。
まずは売上高と1株利益の推移から。
ここ4年間は売上こそ横ばいとなっているものの、リストラの実施もあり利益の方は順調に増益となっています。
続いては営業キャッシュフローマージン。
こちらは2018年以降は15%台をキープしているのが見て取れます。
そして過去の増配率は見事としか言いようがありません。
ちなみに営業キャッシュフローから設備投資、さらには配当を差し引いた残りの金額、残額(紫のグラフ)は常にプラスとなっており、上記増配が決して無理をしているものではないことがわかります。
また、直近の第1四半期決算でも1株利益が0.69ドルとアナリスト予想の0.66ドルをしっかり上回っています。
ということで、クラフト・ハインツとたもとを分かち現在では超地味なこの銘柄ですが、クラフトがたどった道とは別の道を歩んでいるようでほっとしています。
その人気の高さ、つまり配当利回りの低さゆえ買い増しできないのは残念ですが、ホルダーとして今後も歩みを共にするつもりです。
(一見非の打ち所がない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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