たばこ銘柄のアルトリア(MO)が7月28日の第2四半期決算の発表と合わせてサプライズ増配を発表しました。
サプライズと書いたのは、この銘柄の場合通常の増配タイミングのお知らせは8月だから。
それを今回は約1ヶ月前倒しで発表した。
その内容ですが、9月15日時点の株主に対し1株当たり0.86ドルを10月9日に支払う、というものでこれまでの0.84ドルから2.4%の増配となっています。
今さら説明するまでもありませんが、この銘柄の魅力は以下の数字が示すとおり何と言っても増配率。
今回の2.4%という増配率は正直過去の数字と比べると非常に物足りない数字。
しかし新型コロナウィルスの大流行という歴史に名を残す非常事態の中でもこうやってきちんと、しかも前倒しで増配を発表してくれた。
しかも今回の増配は過去51年間でなんと55回目の増配。
当方がこの銘柄を初めて購入したのが2008年、その後2011年、12年、さらには2018年には3度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額363万円に対する総配当受領額は214.7万円。
現時点の投資回収率は59%にまで達しています。
10年を超える長い付き合いの中でこの銘柄には感謝しかありません。
今朝ほどの第2四半期決算発表の記事でも書きましたが、たばこという健康被害をもたらす言わば未来のない製品を販売してきたこの銘柄にも希望の光が射し始めています。
それが加熱式たばこのIQOS。
そのIQOSに関して今後以下のとおり積極的に市場展開していく事が今回発表されました。
・加熱式たばこは8月末までにアトランタ、リッチモンド、シャーロットの市場全体で700以上の小売店で販売されると予想しています。
・今後18か月で加熱式たばこIQOSを4つの追加市場に拡大し、小売業者と提携してIQOSデバイスをより広く利用できるようにし、7つの主要市場での販売を拡大する予定です。
そして一足早く加熱式たばこの販売を開始したフィリップ・モリスは以下のとおり順調に販売を拡大している。
「米国での販売も同様の経過をたどり以前のように年2回の増配もあるのでは?」
そんな期待を持ちながらこの先もこの銘柄と歩みを共にしていくつもりです。
(新製品への過度な期待による投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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