現地時間の10月28日、米国株式市場はダウで900ドル以上もの大暴落となりました。
これで4日連続の下落、3ヶ月ぶりの安値を付けたわけです。
暴落の理由ですが、欧米を中心とするコロナウィルスの感染拡大への警戒が強まったことがあげられています。
米国でも10月に入り感染者が増えており、景気への不安が強まっていること、そして11月3日の大統領選挙を控え、様子見の姿勢を取り積極的にリスクを取ろうとする投資家が少ないことも下落に拍車をかけた面があります。
こうなると我々投資家を襲うもの、もちろんそれは不安。
「明日もまた暴落したらどうしよう。」
「うわー、含み損がどんどん膨らんでいく~!」
特に投資年数の浅い方の場合、今回のような下落局面が続くと、日々不安にさえなまれ最悪の場合仕事も手につかない、などという方もいるかもしれません。
しかし、幸いなことに我々は歴史から学ぶことができます。
こちらはリーマンショック時の株価の推移です。
リーマン前は13,000ドルを大きく超えていたダウが発生後には終値ベースで7000ドルちょっとまで値を下げました。
まさに大暴落とはこのこと。
では続いてはこちらをご覧ください。
こちらは2007年から2009年までのジョンソン&ジョンソン(JNJ)、マクドナルド(MCD)、そしてアルトリア(MO)等、主だったインカムゲイン銘柄の増配率の推移。
日々暴落する株価、錯乱状態の人々をしり目に、これらすべての銘柄達は減配どころかこの嵐のような期間にもしっかりと、何事もなかったのように黙々と増配を続けていたのです。
いくら「インカムゲイン投資家にとって日々の株価など関係ない!」といきがったところで、やはり人間、どうしても気になってしまうもの。
そんな投資家にとってこれほど頼もしい味方があるでしょうか。
と言うと、
「いやいや、今回の新型コロナウィルスのパンデミックによる経済的影響はリーマン時などはるかに超えているって知らないの?」
っていう突込みが入りそう。
確かにそのとおり。
しかし過去を振り返ると、人類はヨーロッパだけで全人口の4分の1から3分の1にあたる2500万人が死亡したと言われるペストや、世界で4000万人以上が死亡(当時の世界人口は18億人)したと推定されるスペイン風邪。
さらには2500万人以上が命を落としたエイズを始め数多くの未知の病に立ち向かい、勝利してきました。
その事実を知った時、
インカムゲイン投資家は安心して眠ることができる。
と言ったら言い過ぎでしょうか。
(暴落時の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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