ヘルスケア大手のファイザー(PFE)が現地時間の11月2日に第3四半期決算を発表しました。
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
セグメント別の売上は以下のとおり。
売上は前年同期比で2倍以上の134%もの大幅な増収を達成。
第2四半期決算(+92%)以上の増収となっています。
もちろんそのけん引役となったのが、Vaccines(ワクチン)事業の売上増。
前年同期比で8倍以上となっているわけですが、145億ドルの売上のうち新型コロナワクチンの売上が130億ドルにも達しています。
ただ新型コロナワクチンの売上を除外した場合でも、増収を確保した点は抑えておく必要があるでしょう。
そして1株利益ですが、会計基準ベース、そして特殊要因を除いた以下調整後1株利益ともに第2四半期に続き前年同期比で大幅な増益を達成。
さらにアナリスト予想(FactSet consensus)に対しても売上、利益ともに上回る結果となっています。
また注目の今期通期予想は以下のとおり。
御覧のとおり売上、利益ともに前回7月の予想を上方修正しています。
以上、第2四半期決算同様、まさに新型コロナワクチン様様(さまさま)の決算。
ちなみに来年2022年ですが、新型コロナワクチンは約17億回分の販売を見込んでおり、売上高は約290億ドルとなる見通し。
こちらは今期見通しの360億ドルから減少するとしていますが、それでも、市場予想の平均230億ドルを上回っています。
ということで、売上〇 利益〇 通期予想〇 =ホールド
です。
(一つの製品への依存度が異常なまでに高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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