半導体大手のブロードコム(AVGO)から7月3日に配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは1月支払い時ということで今回も前回同様1株当たり4.60ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、現地時間の6月1日にリリースした2023年第2四半期決算は前年同期比で売上は8%増、調整後1株利益は14%増、と好調を維持。(ブロードコムの決算期は10月)
また売上、利益ともにアナリスト予想を上回っています。
さらに2023年第2四半期予想売上は以下のとおりとなっており、こちらもアナリスト予想を上回りました。(ブロードコムは通期予想を開示していません。)
毎四半期当たり前のように前年同四半期、アナリスト予想を上回るこの銘柄ですが、AIブームから恩恵を受ける可能性からAIの申し子的存在のエヌビディアに引っ張られる形でここ最近株価は急上昇。(青がブロードコム、赤がダウ平均)
しかし来年2024年の半導体売上高のうちAIが25%以上を占める可能性があるとの見方を示しているものの、冷静に見れば現時点ではその割合はたったの15%にしか過ぎない。
つまり現在の状況はいわばお祭り状態であり明らかに異常、遅かれ早かれ株価は適正な水準に収れん(下落)すると考えています。
ただ我々が当面注目すべきは株価ではなく、仮想化技術やクラウド技術などを手掛けるVMware(ヴイエムウェア)の巨額買収。
その買収に関してはVMwareの最高経営責任者であるRangarajan Raghuram氏は4月に規制当局の審査にもかかわらず予定通り秋に完了する見込みであると述べています。
ということで、まずは買収の予定どおりの完了と完了後の決算に注目しているところです。
(景気敏感銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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