配当

IBMより配当受領 30年連続増配+配当利回り(買値ベース)>5% = 保有継続(2025年12月11日)

12月11日にIBMからの配当を受領しました。

この銘柄の場合、増配タイミングは6月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり1.68ドルの配当となっています。

直近の業績ですが、10月22日に発表した2025年第3四半期決算は、前年同期比で増収(+9.1%)、増益(+15.2% ー 調整後1株利益ベース)と好調。

またアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

そして注目の今期2025年の通期見通しですが、売上、フリー・キャッシュ・フローともに前回見通しを引き上げています。

以上、業績は好調。また、関税を含むトランプ政策の影響ですが、この銘柄の場合数十カ国で事業展開している点は強みと言えます。

また12月8日には、AIの需要拡大を背景にクラウドコンピューティングサービスを強化するため、データインフラ企業であるコンフルエントを110億ドル相当で買収すると発表。

買収の資金は手持ちの現金でまかなう予定とのことで、買収は2026年半ばまでに完了する見通し。

今回の買収により、取引完了後最初の通年で調整後のコア収益が押し上げられ、2年目にはフリーキャッシュフローが増加すると予想しています。

今年の1セント増配で残念ながら2021年以降連続で四半期ベースで1セント(0.6%)増配を継続中のこの銘柄。

ただIT業界にあって30年連続増配中の配当貴族銘柄というある意味異色の存在。

また購入価格ベースでの実質配当利回りは5%を超えている。

株主還元よりも成長を重視した政策へと完全に移行したこの銘柄ですが、AIや量子コンピューターへの投資等目指す方向性は決して間違っていないと思いますので、(たとえ渋ちん増配でも)増配を続ける限り保有を継続するつもりです。

将来的に市場平均を上回る株価上昇と配当の二兎を得られることを期待して。

(連続増配継続中も増配率が超低空飛行を続ける配当貴族銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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