11月18日に研究開発型バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)からの配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは次回2月支払い時であり、今回も前回同様1株当たり1.55ドルの配当支払となっています。ちなみに2月支払いの配当ですが、すでに10月30日に発表されたとおり5.8%増配の1株当たり1.64ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、10月30日にリリースされた2024年第3四半期決算は以下のとおり前年同期比で増収増益(調整後1株利益ベース)。
引き続き主力製品であるヒュミラが米国(国内)で特許切れにより売上が大きく落ち込みましたが、ヒュミラの売上減少を補う製品として会社が期待を寄せているスキリージとリンヴォックが前年同期比でそれぞれ50.8%増、またリンヴォックが45.3%増とこれまで同様好調を維持。
市場予想を上回っており特にスキリージはついにヒュミラの売上を(大きく)超えています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
また注目の2024年通期予想(調整後1株利益)は、スキリージとリンヴォックが好調であることから以下のとおり10月3日リリースの10.67ドル~10.87ドルを10.90ドル~10.94ドル(※第3四半期後発生予定の仕掛研究開発費およびマイルストーン費用は含まず)へ上方修正しています。
この銘柄の最近の話題と言えば、開発中の統合失調症治療薬エムラクリジンの試験結果の公表。
アッヴィは11月11日に公表した声明で、成人の統合失調症患者を対象にエムラクリジンを1日1回経口治療薬として検討した第2相試験は、「統計学的に有意な」改善を示すという主要評価項目を満たさなかったとコメント。
最高科学責任者であるRoopal Thakkar氏は声明の中で、「今回の結果には失望しているが、次のステップを決定するためにデータの分析を続けている。」と述べています。
この発表を受け、当日の株価約12%の大幅下落となったことは記憶に新しいところ。
ただ当方あまり気にしていません。
そもそも一つの製品開発の失敗のみでの売却は時期早々。
もちろん保有を継続しますし、今後も下落を続けるようであればむしろ買い増しの機会到来!と考えているところです。
(製品開発の実質失敗を公表した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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