配当

プロクター&ギャンブルが配当のお知らせをリリース たとえノーサプライズでも相変わらずほほが緩んでしまう理由

生活用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)が、現地時間の1月12日に配当のお知らせをリリースしました。

その内容ですが、2月16日に1月22日時点の株主に対し1株当たり0.7907ドルを支払う。

というもの。

実は当方、この銘柄の配当のお知らせを見る度に思わずほほが緩んでしまいます。

って言うと、

「いやいや、確かP&Gの増配タイミングの配当のお知らせは毎年4月(5月支払い)のはず。つまり前回がそのタイミングだったわけで今回のタイミングでは増配はしない。いわば何のサプライズもないしごく当たり前の内容。なのになぜほほが緩むの?」

という冷静な突込みが入りそう。

その理由は毎回リリース文章の後半に登場する以下の内容。

・P&Gは1890年の会社設立以来130年連続で配当を支払い続けています。

・P&Gは64年連続で増配を続けています。

・これらの事実は株主還元への当社のコミットメントを示しています。

1890年と言えば、日本では明治時代。

そんなはるか遠い遠い昔から今日まで、P&Gは黙々と愚直に配当を支払い続けて来たのです。

そして何より素晴らしいのは64年もの長きに渡り増配を続けていること。

配当貴族銘柄の条件である25年をはるかに超える配当貴族中の配当貴族銘柄。

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64年の間にはブラックマンデーがあり、ITバブルがあり、リーマンショックがあり、そして昨年の新柄コロナ発生・大流行があった。

そんな時でもこの銘柄は当たり前のように増配を続けて来た。

インカムゲイン投資家にとってこれほどの安心感が他にあるでしょうか。

増配率は近年はかつてのような勢いが見られない状況でしたが、2017年6月期を底に徐々にではありますが盛り返しを見せ始めています。

ということで、ホルダーとしてその稼ぐ力が衰えない限り、

この銘柄と歩みを共にするつもりです。

(64年連続増配を妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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