バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)から10月2日に配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは3月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.75ドルの配当となっています。
直近の業績ですが、現地時間の8月3日にリリースした2023年第2四半期決算は前年同期比で増収減益。
減益の主な理由はHIV関連の訴訟における原告との和解のための訴訟費用5億2,500万ドル(0.32ドルのマイナス影響)を計上したため。
またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上は予想を上回ったものの、調整後1株利益は予想を下回る結果となっています。
そして2023年の通期予想は以下のとおり売上は前回予想の260億ドル~265億ドルを263億ドル~267億ドルへ上方修正、一方調整後1株利益は今回の訴訟関連費用計上もあり前回予想の6.60ドル~7.00ドルを6.45ドル~6.80ドルへ下方修正しています。
以上、なかなか厳しい状況となっているこの銘柄。
ただCell Therapy(細胞治療薬)とTrodelvy(乳がん治療薬)の売上が引き続き伸びていること、期の途中とは言え営業キャッシュフローは4,082百万ドルと前期の3,642百万ドルに対し12%増、営業キャッシュフローマージンは前期の28.3%に対し31.5%となっていること、そしてHIV訴訟費用が一種の特殊要因であること等を考慮し、
増配を維持する限りは長い目で見守っていく
というスタンスに変更はありません。
(新型コロナ治療薬には完全に頼れなくなっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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