現地時間の8月24日、たばこ銘柄のアルトリア(MO)が配当のお知らせをリリースしました。
直近の業績ですが第2四半期決算は前年同期比で売上はほぼ横ばい、また調整後1株利益は4%の増益となっています。
また、今期2023年通期予想ですが、調整後1株利益で4.89ドルから5.03ドルと2022年の4.84ドルの実績に対して1%から4%の増益としており、前回6月1日発表の公表値を維持しています。
この銘柄の場合配当については、以前は「調整後1株利益の80%を配当する。」としていましたが、2023年3月に、
「年間1桁台半ばの配当成長率を目標とする。」
という新たな配当目標を設定しています。
となると今期予想と合わせて考えればMAX4%増配くらいが妥当な線か?
という予測を胸に早速リリース内容を確認。
その内容は以下のとおり。
アルトリアは本日、取締役会が四半期配当を以前の一株当たり0.94ドルから4.3%増配の0.98ドルに引き上げることを決定したと発表しました。
四半期配当金は、2023年9月15日現在の株主名簿上の株主に対し、2023年10月10日に支払われます。
権利落ち日は2023年9月14日です。
昨年は0.90ドルから0.94ドルへ4セントの増配を実施したこの銘柄ですが、今回も同様の増配を発表してくれました。
尚、今回の増配率を加味した過去の増配率の推移は以下のとおり。
御覧のとおり直近5年間は以前に比べ増配率が大幅に落ちていることも、また株価がさえないことも百も承知。
但し、以下今回のリリース文章の最後の部分を決して見逃してはならない。
本日の増配は、新たに設定した年間1株当たり配当成長率1桁台半ばを目標とする配当目標に沿ったものです。
尚、今回の増配は、過去54年間で58回目の増配となります。
そう、この銘柄は過去54年間でその年数を上回る58回の増配を実施してきた。
インカムゲイン投資家にとってこれ以上の安心感が他にあるでしょうか。
(健康被害が草取り中のやぶ蚊のように絶えずまとわりつく銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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