一般消費財メーカー大手のプロクター&ギャンブル(PG)が現地時間の4月11日、配当のお知らせをリリースしました。
プロクター&ギャンブルと言えば一昔前は優良銘柄の代名詞でしたが、業績の停滞と共に以下のとおり2015年以降増配率も右肩下がりとなっていましたが、2017年を底に右肩上がりとなっています。(※以下は年間ベースでの増配率となります。)
しかし今回の増配にはまったく期待できない。
その理由はもちろん決算。
現地時間の1月19日に発表された直近2023年第2四半期決算(P&Gは6月決算です。)は以下のとおり前年同期比で減収減益。
特に利益については第1四半期に続き減益ということで非常に厳しい状況にある。
ということで前置きが長くなりましたが、今回のリリース内容ですが次回5月15日支払いの配当はこれまでの1株当たり0.9133ドルから0.9407ドルへと3%の増配となりました。
残念ながら、というか予想どおり増配率は前年の5%を下回りましたが、今回の増配でなんと67年連続増配達成となります。
さらにこの銘柄の場合1890年の会社設立以来、何と133年連続で配当を支払い続けている。という事実も見逃してはいけません。
この銘柄に感じるのは安心感、それも抜群の。
67年と言えば1973年秋に起こった第一次オイルショック、1979年に勃発した第二次石油ショック、さらにはITバブルやリーマンショック等、数々のリセッションをくぐる抜け増配を続けて来た。
ということで、これから間違いなく来るであろう景気後退にあっても不安なく保有を続けるつもりです。
(増配率を落とした銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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