早速ですが2025年12月末現在の持株(米国株)増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株(米国株)の2021年以降の発表(宣言)日ベースの増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、12月に増配タイミングを迎えた銘柄は原油や天然ガスのパイプラインの運営等を行い、カナダに本拠を置くエンブリッジ(ENB)とバイオ医薬品大手のアムジェン(AMGN)の2銘柄。
まずエンブリッジですが、2026年3月支払い以降の年間ベースでは2.9%増配の1株当たり3.88カナダドル(2025年は3.77カナダドル)、また四半期ベースでは1株当たり0.97カナダドル(2025年は0.9425カナダドル)の配当となります。
ちなみに2022年以降の増配額は毎年0.0275カナダドルとなっており、今回もその額を継続する結果となりましたが、今回の増配で31年連続増配を達成。
尚、同時に発表した2026年通期見通しは、
・調整後EBITDA:202億カナダドル~208億カナダドル
・1当たり分配可能キャッシュフロー(調整後営業キャッシュフロー):5.70カナダドル~6.10カナダドル
としており、これは2025年の見通しの中央値から4%の増加となっています。
EBITDAとは
Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
2026年以降は調整後EBITDA、1株利益、分配可能キャッシュフローをそれぞれ約5%の成長率と見込んでいるこの銘柄。
そしてトランプ関税による影響については「重大な影響を与えるとは考えていない。」としている。
さらにそもそもこの銘柄は、北米大陸全域の顧客と新規市場にガス、原油、再生可能エネルギーを供給できる大規模な既存事業基盤を持つ唯一の企業という絶対的な強みがある。
ということで、たとえ増配率を低くとも、実質(購入単価ベースでの)配当利回りが6%近いこの銘柄の保有継続に迷いはありません。
続いてアムジェンですが、発表内容は以下のとおり。
アムジェン(AMGN)は本日、取締役会が2026年第1四半期の配当金として1株当たり2.52ドルを宣言したと発表しました。
配当金は、2026年2月13日の営業終了時点の株主全員に対し、2026年3月6日に支払われます。
これまでが1株当たり2.38ドルでしたから、ほぼ昨年並みの5.9%の増配ということで許容範囲と考えています。
これで14年連続の増配。
この銘柄の現在の注目点と言えばやはり開発中の肥満治療薬マリタイド。
その状況に関し、治療薬マリタイド(AMG 133)について慢性的な体重管理を目的とした第3相試験において、肥満または過体重の成人の登録を完了。
そして閉塞性睡眠時無呼吸症の成人を対象に第3相試験を開始。
また慢性的な体重管理を目的とした第2相臨床試験のパート2は、2型糖尿病の有無にかかわらず、肥満または過体重の成人を対象に実施中となっており、データ結果は2025年第4四半期を予定、さらに2型糖尿病治療薬としてのマリタイドを検討する第2相臨床試験は、肥満の有無にかかわらず、成人を対象に実施中であり、データ結果は2025年第4四半期を予定している。
とのことで引き続き長い目で期待したいと思います。
尚、以前は12月が増配タイミングでの配当のお知らせだった通信大手のAT&T(T)は、すでに公表のとおり今年も増配は見送りとなりました。
最後に毎度毎度となりますが、配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
ということで、こうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そして決算確認はもとより「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートとともに作業を続けることが銘柄選定、そして買い増し・売却判断のヒントになると信じています。
(過去の増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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