4月16日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。
モンデリーズの場合、増配タイミングは毎年10月の支払い分ということで、今回も前回同様1株当たり0.315ドルとなっています。
モンデリーズと言っても日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、スナック、飲料、チーズ、加工調理済み食品、各種加工生鮮食品などを製造、販売する飲食品メーカです。
その社名は知らなくてもビスケットのリッツやキャンディーのホールズといった商品は一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
この銘柄はもとをだどればクラフトフーズが、スピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があります。
しかしいかんせん米国株投資家の中でも超地味なこの銘柄、スポットライトを浴びることはまずありません。
ただそんな銘柄を決してあなどってはいけない。
ご覧のとおり過去の配当と増配率は本当に見事としか言いようがありません。
もちろんその源泉となるのが、稼ぐ力を表す営業キャッシュフロー。
そのマージンは2018年以降は15%前後に張り付いているのが見て取れます。
そして注目は営業キャッシュフローから設備投資、さらには配当支払を差し引いた残りの金額(黄緑のグラフ)、
これが常にプラスであるばかりか、2018年以降ほぼ一定となっており、上記の高増配が決して無理をしているものではないことがわかります。
バフェットがいまだ頑なに保有するクラフト・ハインツに比べ全く知名度が低く、超地味なこの銘柄。
しかしその実力は、いまだ復活の糸口がつかめないクラフト・ハインツをはるかに凌いでいることは疑いの余地がないでしょう。
(実力は十分あるも日の目を見ない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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