現地時間の8月25日、たばこ銘柄のアルトリア(MO)が配当のお知らせをリリースしました。
直近の業績ですが第2四半期決算は売上はアナリスト予想を若干下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回っています。
また、通期予想の方は調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドルと前回予想を据え置いたものの、2021年の4.61ドルの実績に対して4%から7%の増益となっています。
以前から書いているとおり、この銘柄の場合調整後1株利益の80%を配当することを公言している。
今回が増配タイミングということで、通期予想が+4%から+7%の増益となっていることから
「利益予想の下限値である4%くらい増配してくれたら。」
という期待を胸に早速リリース内容を確認。
その内容は以下のとおり。
アルトリアは本日、取締役会が通常の四半期配当を以前の一株当たり0.90ドルから4.4%増配の0.94ドルに引き上げることを決定したと発表しました。
四半期配当は、2022年10月11日に、2022年9月15日現在の登録株式に支払われます。
配当落ち日は2022年9月14日です。
昨年は0.86ドルから0.90ドルへ4セントの増配を実施したこの銘柄ですが、今回も同様の増配を発表してくれました。
尚、今回の増配率を加味した過去の増配率の推移は以下のとおり。
御覧のとおり直近3年間は以前に比べ増配率が大幅に落ちていることも、また株価がさえないことも百も承知。
但し、以下今回のリリース文章の最後の部分を決して見逃してはならない。
本日の増配は、アルトリアが株主に多額の現金を配当の形で還元する意向を反映しており、調整後の希薄化後1株当たり利益の約80%というアルトリアの長期目標である配当支払比率の目標と一致しています。
今回の増配は、過去53年間で57回目の増配となります。
そう、この銘柄は過去53年間でなんと57回の増配を実施してきた。
インカムゲイン投資家にとってこれ以上の安心感が他にあるでしょうか。
(健康被害が草取り中のやぶ蚊のように絶えずまとわりつく銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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