配当

アルトリアから配当受領 投資回収率は126%となりました

10月14日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。

アルトリアの増配タイミングは今回10月支払い時ということで、すでに8月21日にリリースのとおり前回の1株当たり1.02ドルから3.9%増配の1.06ドルの支払となっています。

この銘柄を初めて購入したのが2008年。

その後2011年、12年、18年、さらには2021年にはJT売却資金での買い増しと計4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する手取りベースでの総配当受領額は507万円。

昨年(2024年)5月の支払いですでに投資回収率が100%を超え、いわゆる元が取れたこの銘柄ですが、投資回収率はすでに126%まで来ています。

直近の業績ですが、7月30日にに発表した2025年第2四半期決算は前年同期比で減収(-1.7%)増益(+8.3% - 調整後1株利益)。

そしてアナリスト予想との比較は、以下のとおり売上(物品税控除後)、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

また注目の今期2025年通期利益見通し(調整後1株利益)ですが、前回予想の前期比2%~5%増の5.30ドルから5.45ドル(前期は5.19ドル)に対し、下限値を引上げ、前期比3%~5%増の5.35ドルから5.45ドルとしています。

この銘柄の最近の話題と言えば、世界トップクラスのタバコおよび消費財メーカーであるKT&Gコーポレーション(KT&G)と、両社の強みとサービスを相互に補完し、経口ニコチン製品、非ニコチン製品、そして従来型タバコ事業の効率化における長期的な成長機会の共同追求を目的とした、拘束力のないグローバル協業覚書(MOU)を締結したこと。

KT&Gは韓国最大のたばこメーカーであり、世界トップ5のたばこメーカーの一つ。「ESSE」をはじめとするブランドを140カ国に輸出しており、事業分野は、たばこのみならず健康機能食品、医薬品、化粧品なども手掛けています。

今回の協業の第一の目的は海外展開。

アルトリアは「国際的な無煙製品市場と非ニコチン製品市場における長期的な成長機会の追求」を目標として掲げているわけですが、現在ほぼ米国市場のみでビジネスを行っているアルトリアの場合、今後の紙巻きたばこ以外の製品の成長のためには海外展開は避けて通れない。

リリース文書において、「アルトリアとKT&Gは、ニコチンパウチ製品の世界的な需要拡大に向け、協業の機会を模索し、必要に応じてそれぞれのリソースと能力を提供します。これらの取り組みには、on!およびon! PLUS製品ポートフォリオの特定国への拡大、および/またはモダンオーラル分野における戦略的取引が含まれる可能性があります。」としています。

また、協業の第一段として、アルトリアの子会社がKT&Gと正式契約を締結。KT&Gによる北欧に拠点を置くニコチンパウチメーカーであるAnother Snus Factory Stockholm AB(ASF)の買収と同時に、アルトリアの子会社がASFの持分の49%を取得することが明らかになっています。

その他の事業では、「アルトリアの子会社と、韓国産高麗人参の大手メーカーであるKT&Gの子会社のKorea Ginseng Corporation(KGC)は、成長著しいエネルギーおよびウェルネス分野に重点を置き、米国における事業機会を共同で模索します。この調査では、KGCの製品専門知識と能力を、当社の深い消費者洞察と確立された市場開拓基盤と組み合わせる方法を模索します。」としています。

さらに「両社は従来のたばこ事業における業務効率の改善にも取り組み、競争力強化と将来の国際的な無煙タバコ事業への展開に向けた基盤構築を目指します。」としています。

もちろん例えば今回発表された北欧に拠点を置くニコチンパウチメーカーの買収は規模的に言えば小さなものであり、アルトリアの業績にすぐに影響を与えるものではありませんが、今回の協業は海外展開に向けた第一歩として評価できるのでは?

と考えているところです。

(トータルリターンが市場平均に対し大きく劣後し、主力の紙巻きたばこの売上増には全く期待できない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です