配当

P&Gから配当受領 この銘柄の売却を全く考えていない理由

11月16日にプロクター&ギャンブル(PG)からの配当を受領しました。

P&Gはいまさら説明不要でしょうが、洗剤、家庭用品、衛生用品、ヘアケア製品、化粧品などの製品を製造・販売する世界的な消費財メーカー。

日々流れるCMとともに、アリエール、ボールド、ファブリーズ、パンパース、パンテーン、マックス ファクターなどの商品は日本でも深く浸透しているのではないでしょうか。

そのP&Gですが増配タイミングは5月支払い時となっており、今回も前回同様1株当たり0.9133ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのが2009年、その後2010年、2011年と買い増しを実施して現在に至ります。

現在までの配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額88.4万円に対する配当受領総額は52.9万円、投資回収率は60%とすでに投資額の半分を超えています。

直近の業績ですが、10月19日に発表した第1四半期決算(P&Gは6月決算会社)は前年同期比増収減益。

但し、アナリスト予想との比較では以下のとおり売上、利益ともに若干ではありますが予想を上回っています。

また今期2023年の通期予想ですが、残念ながら売上は-3%から-1%の減収と前回予想を下方修正、そして1株利益は0%から4%の増益を維持したものの”レンジの下の方”とし、実質下方修正しています。

しかし当方この銘柄の売却は全く考えていません。

その理由ですが、第1四半期において9%の値上げを実施したにもかかわらず数量の減少は3%にとどまっているのみならず、そのうちの2%以上がロシアにおける数量減少であること。

つまり原材料費や物流費の高騰等、厳しいインフレ下にあっても価格競争力、というかブランド力の強さは相変わらず健在であること。

そして今期予想において売上こそ減収となるものの、為替の影響を除いた数字は前回予想を変更していないこと。

さら言えば、というかこれが一番の理由なのですが、この厳しい環境下にあって今期60億ドルから80億ドルの自社株買いを予定していること。

この銘柄は過去のインフレ時代を含む60年以上の長きに渡り愚直に増配を続けて来たという歴史がある。

短期的にはともかく、インカムゲイン長期投資家として、その実力を信じたいと思います。

(原材料費と運送費の増加が続いている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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