配当

マクドナルドが配当のお知らせをリリース 3.2%の増配が非常に大きな意味を持つ理由

現地時間の10月8日、マクドナルド(MCD)がついに配当のお知らせをリリースしました。

実は当方、今回の配当に関しては強い不安を感じていました。

ご存じのとおりマクドナルドと言えば配当貴族銘柄。

昨年までの連続配当年数は43年にも達しています。

そのマクドナルドですが、新型コロナの影響で業績は大幅に悪化。

直近第2四半期決算は以下のとおり前年同月比で大幅な減収減益となったのは記憶に新しいところ。

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そしてマクドナルドの増配タイミングは次回12月の支払い時であり、過去の配当のお知らせ日(配当宣言日)は以下のとおりとなっていました。

そう、2016年以降では必ず9月中に配当のお知らせを発表していた。

だから当方、今年も9月中に発表があるものと思っていた。

配当は取締役会によって決議される。

上記のとおりマクドナルドの取締役会は木曜日に開催されている。

ということは、今年は9月17日か24日。

そう信じていた。

それが17日も、そして24日になっても発表はなかった。

じゃあ、例外的に今年は10月1日(木)なのか?

とそこまで待ったがついに発表はなかった。

と、ここである不安がわき上がる。

そう、ついに今年は増配がストップしてしまうのでは?

という不安。

もちろんそれは上記の第2四半期のPLの数字を見ても、

そして何より同時期のフリーキャッシュフローで配当をまかない切れていない状況(すなわち配当支払後残高がマイナス)を見ても明らか。

と半ば増配をあきらめかけていた10月8日のまさに木曜日、ついに配当のお知らせを発表した。

その内容は以下のとおり。

・四半期配当を1.25ドルから1.29ドルに3.2%引き上げる。

・配当は12月1日時点の株主に12月15日に支払われる。

おー、やってくれました。

3.2%とは言え、今年もしっかりと増配を継続。

新型コロナ流行という未曽有の天災(人災?)にあいながらの増配。

2008年のリーマンショックという金融危機、そして今回の疫病という内容の全く異なる災害を乗り越えてくれた。

この意味は今後この銘柄を保有する上で非常に大きな意味を持つ、そんな風に感じているところです。

(コロナ下での外食産業への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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