現地時間7月30日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が第2四半期決算発表において増配を発表しました。
そのリリース内容ですが、9月30日時点の株主に対し、10月14日に1株当たり0.470ドルの配当を支払う、というもの。
これまでの配当が0.425ドルでしたから、10.6%の増配ということになります。
そして今回の増配で以下のとおり2020年以降5年連続で二ケタ増配達成となったわけです。(尚、2019年も9.6%増配ですので四捨五入で10%という話もありますが、、)
米国株投資家の間でさえ日頃ほとんど話題になることのないこの超地味な銘柄ですが、その実力は折り紙付き。
それは同日に発表された第2四半期決算の内容がインフレとドル高の厳しい経営環境にあっても前年同期及びアナリスト予想を上回る利益(調整後1株利益ベース)を計上し、増収増益の通期予想を維持したことを見ても明らか。
ただ配当の源泉はキャッシュ。
毎期10%を超える増配を実施することに無理はないのか?
ということで直近2023年のキャッシュフローの状況を確認することに。
注目は緑の配当支払後残高(緑)のグラフ。
御覧のとおり約14億ドル(1,442百万ドル)の残高があり二ケタ増配を実施しても決して無理をしていないことがわかる。
以上見てきましたが、たとえ超地味で話題に上ることは少なくともインカムゲイン投資家にとって一二を争う孝行息子、それがモンデリーズ インターナショナルだと思っています。
(増配率は文句なし、もトータルリターン(10年)が市場平均を下回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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