配当

AT&Tより配当受領 コロナ下にあっても巨額の有利子負債を抱えるこの銘柄の保有を続ける理由

8月4日に通信大手のAT&Tからの配当を受領しました。

AT&Tの場合増配タイミングは2月支払い時ですから、前回同様1株当たり0.52ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのが2012年。

その後2018年には自社株を売却した資金で大量買いし現在に至ります。

現在までの配当の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総配当受領額は177.9万円、ただ投資回収率の方は多額の買い増しをしたことで14%にとどまっています。

そしてここ最近の増配額はまるで判で押したように毎年0.04ドル。

その結果残念ながら以下のとおり増配率の方はひたすらほふく前進というか逓減状態。

また、7月23日に発表した第2四半期決算では減収減益、特に1株利益は50%を超える大減益に終わっています。

しかし当方、この銘柄を手放すことはしません。

その理由ですが、特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでの1株利益は0.83ドルと前年同期比で6.7%の減益となったものの、新型コロナウィルスによる影響が▲0.09ドルあり、これを加味すれば0.92ドルと実質的には増益を確保。

さらに売上(予想は40,870)、1株利益(予想は0.80ドル)ともに予想(S&P Capital IQ Consensus)を上回った。

そしてそれ以上に注目したのがこちら。

こちらはキャッシュフローの前年同期との比較になりますが、確かにコロナの影響もあり前年同期比では落ち込んではいるものの、配当支払後の残高(青色)は40.8億ドルと決してマイナスにはなっていない。

つまり借入返済の余力はある状態。

残念ながら5月にサービスを開始した動画配信サービスのHBOマックスの浸透にはいまだ時間がかかりそうですが、この銘柄に関しては少し長い目で見て行きたいと考えています。

(多額の有利子負債残高を抱える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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