配当

AT&T(T)から配当受領 会社予想 vs 市場予想 どちらが正解?

5月2日に通信大手のAT&T(T)からの配当を受領しました。

今回の配当は前回同様1株当たり0.2775ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのが2012年。

その後2018年には勤務していた会社の自社株を売却した資金で大量買い、その後ワーナーメディア事業のスピンオフに伴い誕生したワーナー ブラザース ディスカバリー(WBD)を2022年に売却し現在に至ります。

現在までの配当の積み上がり状況ですが総配当受領額は302万円にも達していますが、投資回収率の方は多額の買い増しをしたことで約24%といまだ低い状況となっています。(※尚、投資回収率の計算にあたってはメディア事業スピンオフによる影響(AT&Tの価値減少)を反映していません。)

直近の業績ですが、現地時間の4月20日に発表した第1四半期決算はアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上はほぼ予想どおり、そして調整後1株利益は予想を上回ったにもかかわらず発表当日の株価は10%を超える大暴落。

その理由ですが、携帯電話の後払い契約者数が市場予想こそ上回ったものの前年同期比で見ると40%の減少だったこともありますが、一番の理由が配当の源泉でもあるフリーキャッシュフロー。

以下のとおり第1四半期は約10億ドルと前年同期比で6割以上も減少し、市場予想を大きく下回る結果に。

これに市場が失望した。

ちなみに会社の通期予想は160億ドル。

10億ドルということは四半期でわずか6%ということになる。

会社は通期予想は達成可能と強気の見方を示していますが、市場はこれを信じてはいない。

果たしてどちらの見立てが本当なのか?

次回第2四半期である程度の答えが出ると思っていますが、もしここで会社が配当の源泉であるフリーキャッシュフローの通期予想を大きく引き下げるようなら、

売却を視野に入れねばなりません。

(配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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