決算発表

ビジネスブレイン太田昭和2025年3月期第2四半期決算 実績✕、通期予想△、配当△で様子見継続

コンサルやシステム開発等を手掛けるビジネスブレイン太田昭和(9658)が11月8日に2025年3月期第2四半期決算を発表しました。

【特色】コンサル、システム構築・開発が柱。会計システムに強み。持分にグローバルセキュリティ社

【連結事業】コンサルティング・システム開発75(7)、マネージメントサービス(BPO)25(8) <24・3>

【減 額】買収子会社2社が利益貢献。海外アウトソーシングが好調。だが柱のシステム開発がコンサル関連で上期想定以下。約180億円の株式評価益が消える。人件費増もあり前号より営業減益幅拡大。増配。

【相乗効果】IT関連のNTTデータ イントラマート(東京)と8月に資本業務提携。業務プロセス改革でシナジー狙う。札幌にBPOセンター開所、国内10拠点目。

【業種】 SI・ソフトウェア開発 時価総額順位 72/274社(会社四季報より)

概要は以下のとおり。

まず売上収益は、マネージメントサービス(BPO)事業が(株)トゥインクルの連結による影響により、前年比で大きく伸長したものの、コンサルティング・システム開発事業が(株)フレスコの連結による増加があった一方で、グローバルセキュリティエキスパート(株)の連結除外の影響により前年同期に対し減少となるなど、全体としては前年同期比6.3%増の18,064百万円。

利益ですが、売上総利益については売上収益は増加したものの、人件費等の増加により原価が前年同期を上回り、前年同期比0.7%増とほぼ横ばい。

また販売費及び一般管理費が人件費、採用費等の増加により前年同期比7.6%増となったこと等により、事業利益は1,175百万円(前年同期比13.9%減)に終わっています。

尚、営業利益は1,176百万円と前年同期比94.0%減、中間利益は992百万円と前年同期比92.5%減と大幅な減益となっていますが、これは前年の特殊要因である子会社の支配喪失に伴う利益18,154百万円があったため、というのはおさえておく必要があります。

そして注目の2025年3月期通期予想ですが、以下のとおり前回予想を維持しています。

最後に配当予想についても変更なし、としています。

以上、第2四半期は増収も特殊要因を除いても減益決算に終わりましたが、通期予想を維持、また配当を据え置いたことから、実績✕、通期予想△、配当△で様子見継続とします。

(景気変動に伴う顧客企業等の設備投資動向の影響を大きく受けやすい銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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