米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の9月22日に2023年第1四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
企業概要
ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。
米国とカナダで約1,500店舗を展開する。
直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。
本社所在地はフロリダ州オーランド。
(YAHOOファイナンス)
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で約6%(6.1%)の増収。尚、既存店売上ベースでは前年同期比で4.2%の増収となっています。
これをセグメント別に見ると以下のとおりとなっており、メインのイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」、ステーキハウス「ロングホーン(LongHorn Steakhouse)」を始めすべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
一方利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は営業費用において飲食材費が16.0%増、人件費が7.9%増となり、売上高を上回る8.7%増となったこと等により1.56ドルと前年同期比の1.75ドルに対し11%の減益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上は若干予想を下回ったものの1株利益は予想と一致しています。
最後に注目の2023年の通期予想は以下のとおり。
売上は102億ドル~104億ドル、1株利益(潜在株式調整後)は7.40ドル~8.00ドルとしており、前回予想を据え置いています。
以上ある意味まだら模様の決算内容となりましたが、利上げ継続により今後景気減速が予想される中、市場関係者の間では今回既存店売上が予想を下回ったこともあり、今回は据え置いた通期予想の引き下げの可能性も出ているようです。
但し景気減速の影響はダーデンのみならずすべての飲食産業が受けるわけでして。
ということで、第1四半期中に約170万株の自社株買いを実施し今後の自社株買いの中断の発表もなかったことも考慮し、
売上〇×、利益×△、予想△
でもホールド
とします。
(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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