IBMが現地時間の4月19日に第1四半期決算を発表しました。
今回の決算ですが昨年11月3日にグローバル・テクノロジー・サービス事業の一部をスピンオフしてから2回目の決算となります。
決算概要は以下のとおり。
まず売上ですが、約142億ドルと前年同期比で7.7%の増収。(為替の影響を除くと11%の増収)
事業(セグメント)別の売上は以下のとおり。
注目のソフトウエア部門は前年同期比12.3%の増収と好調。
そしてハイブリッドクラウドの売上は50億ドルと14%の増収(為替の影響を除いた場合は17%の増収)と好調を維持。
次に売上総利益率(グロスマージン)ですが、残念ながら全体で51.7%と前年同期比で1.6%の減少となったものの、将来の成長を担うソフトウエア事業は1%の増加となっています。
続いて利益ですが、1株利益(継続事業)は会計基準ベースで前年同期比62.2%もの増益。
特殊要因を除いた調整後1株利益でも前年同期の1.12ドルに対して1.40ドルと25%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に今期2022年の通期予想ですが、ロシア侵攻による影響はあるものの売上(為替の影響を除く)で1ケタ台半ば(台の後半?)の増収予想となっています。
以上、売上〇、利益〇、前回の2021年第4四半期決算同様、新生IBMとして今回もまずまずの決算となりました。
ということで、とりあえずはホールドしますが、まもなくリリースされるであろう増配タイミングでの配当のリリース内容によっては売却を視野に入れているところです。
(決算は好調も実質的に減配の可能性のある銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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