IBMが現地時間の7月18日に第2四半期決算を発表しました。
決算概要は以下のとおり。
まず売上ですが、約155億ドルと前年同期比で9.3%の増収。(但し為替の影響を除くと16%の増収)
事業(セグメント)別の売上は以下のとおり。
注目のソフトウエア(Software)部門は前年同期比6.4%の増収。(但し為替の影響を除くと11.6%の増収)
そして過去1年間のハイブリッドクラウドの売上は217億ドルと16%の増収(為替の影響を除いた場合は19%の増収)と好調を維持。
次に売上総利益率(グロスマージン)ですが、人件費上昇の影響もあり全体で53.4%と前年同期比で1.8%の減少、また将来の成長を担うソフトウエア事業も残念ながら0.5%の減少となっています。
続いて利益ですが、1株利益(継続事業)は会計基準ベースで1.61ドルと前年同期比78.9%もの増益。
またより実力を表す買収関連費用や退職関連費用、さらにはスピンオフ等の特殊要因を除いた調整後1株利益でも前年同期の1.61ドルに対して2.31ドルと43.5%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり第1四半期に続き売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に今期2022年の通期予想ですが、前回予想の「売上(為替の影響を除く)で1ケタ台半ば台の後半の増収。」予想を維持しています。
以上、第1四半期に続いて今回もまずまずの決算となりました。
ということで、売上〇、利益〇、売上予想△ = ホールドとします。
(決算は好調もロシアのウクライナ侵攻の影響を受けている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村