決算発表

コカ・コーラ(KO)の2022年第4四半期決算 売上○、利益×△、予想〇=ホールド

現地時間の2月14日、飲料大手のコカ・コーラ(KO)が第4四半期決算を発表しました。

今回は第4四半期の内容もさることながら2023年通期予想でどの程度の数字を出すのか、というか出せるのか?が注目点、ということで早速確認。

その概要は以下のとおり。

まず売上高は前年同期比で数量は1%の減少、またドル高の影響が8%の減収要因となったものの、平均12%の値上げをしたことで全体では7%の増収と好調。

ちなみに為替や買収等の影響を除いたいわゆるオーガニック売上は15%の増収。

次に当期利益ですが、会計基準ベースでは約16%の減益となりましたが、特殊要因を除いた調整後営業利益率は前年同期の22.1%に対し22.7%となっており、調整後1株利益は以下のとおり0.45ドルと前年と同額となっています。

そしてアナリスト予想(FactSet consensus)との比較では売上は予想を上回り、調整後1株利益は予想と一致しています。

最後に大注目の2023年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)は7%~8%の増収、そして調整後1株利益は4%~5%の増益予想としており、アナリスト予想を上回りました。

以上、輸送費や原材料費、人件費の上昇に加え、ドル高という厳しい状況が続く中、予想を含めまずまずの決算と言えるでしょう。

ということで、

売上○、利益×△、予想〇=ホールド 

としますが、真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン(累計値)が以下のとおり前年比で大幅に悪化している点は十分留意しておく必要があるでしょう。

(今年は緩やかな値上げを予定している銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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