現地時間の7月13日、食品大手のペプシコ(PEP)が第2四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上高は前年同期比で10.4%の増収と前回の第1四半期、そして2022年第4四半期に続き2ケタ増収と相変わらず好調。
これをセグメント別データ(為替や買収等を除いたより実力値を表すNON-GAAPベース)で見ると、すべてのセグメントで増収。
但し、販売数量は全体で食品事業が3%、そして飲料事業は1%の減少となっており、平均価格を15%値上げしたことで大幅な増収となった点はおさえておく必要があります。
次に利益の方ですが、90%を超える増益と2倍近い増加となっていますが、これは主に前期においてウクライナ紛争による無形資産約14億ドルの減損損失を計上したため。
この減損を含む特殊要因を除いたNON-GAAPベースの1株利益は以下のとおり前年同期の1.86ドルに対し2.09ドルと12.4%の増益となっています。
そして売上、利益ともにアナリスト予想(FactSet consensus) をしっかりと上回っています。
最後に注目の2023年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)、調整後1株利益ともに前回予想を上方修正しています。
以上、相変わらずの好決算、そして第1四半期に続き通期予想の引き上げと文句のつけようがありません。
ということで、
売上○、利益○、通期予想〇=(もちろん)ホールド
です。
(トータルリターン(10年)が市場平均を下回る銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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