各種金融サービスを提供するオリックス(8591)が2月3日に第3四半期決算を発表しました。
概要は以下のとおり。
まず売上にあたる営業収益は、有価証券売却・評価損益および受取配当金、生命保険料収入および運用益が増 加したものの、商品および不動産売上高が減少したため、前年同期比で6.2%の減収。
一方当期利益の方は、持分法投資損益、子会社・関連会社株式売却損益および清算損が増加したこと等により3.4%の増益となっています。
ちなみに第2四半期決算の対前年同期比増減と比べてい見ると以下のとおり良化している状況が見て取れます。
そして2020年3月期の通期予想の方は当期純利益で3,000億円(前年同期比7.3%減)を変更せず。
と、全体的に見れば可もなく不可もなくの微妙な決算内容となりました。
尚、気になる配当ですが期末配当は前回予想の1株当たり41円を変更しておらず、このままで行くと年間配当は前期と同額の76円。
この銘柄の場合、すでに今期配当は「配当性向30%もしくは76円の高い方」と公表しているわけですが、前期の1株利益253円がまさにその30%(76円÷253円)となっており、今期の期末予想利益3000億円で計算すると今後の自己株買い分を考慮しない前提で配当性向が約32%となりますから、いよいよ今期はゼロ増配(つまり76円)が現実味を帯びてきました。(やや泣)
ただ、今回の決算発表を受けて株価が大きく下落するとは思っていません。
その理由はもちろん自社株買い。
現在オリックスは自社株買いの真っ最中。
そして昨年末時点ではその進捗度は金額ベースでいまだ全体の13%程度しか達していませんでした。
となればこの先上限額を目指しせっせと買い付けを実施することは間違いなし。
ということで、
「仮に買い増しするにしても買付がすべて完了してまたいつものオリックス(の株価)に戻った後で十分。」
と悠長に構えています。
(投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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