半導体大手のブロードコム(AVGO)が現地時間の9月2日に第3四半期決算を発表しました。(ブロードコムの決算期は10月です。)
概要は以下のとおり。
売上はセミコンダクター ソリューション(半導体)セグメント、インフラストラクチャー ソフトウエアセグメントが共に二ケタ増収を達成。
そして会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は約3倍の増益、さらに買収関連無形資産の償却費等の特殊要因を除外した注目の調整後1株利益でも29%の増益を達成しています。
さらににアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)との比較は以下のとおりとなっており、若干ですが売上、利益ともに予想を上回りました。
ということで、極めて順調な結果と言ってよいでしょう。
さらに注目のキャッシュフロー関係では、営業キャッシュフロー、そしてフリーキャッシュフローともに10%を超える増加を達成。
EBITDAとは
EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。
国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。
その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。
(SMBC日興証券)
そして次回第4四半期予想は以下のとおりとなっており、こちらもアナリスト予想を上回っています。
また今回決算と同時に発表した次回9月末支払いの配当ですが、前回同様1株当たり3.60ドルとなっています。
以上、売上〇、利益〇、予想〇
ということでもちろんホールドです。
(景気敏感銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)