コラム

株価暴落時こそ個人投資家が安心できる理由

7月11日には42,000円を突破しイケイケドンドン状態だった日経平均ですが、それ以降急速に値を下げあっという間に40,000円割れ、株価暴落で来る日も来る日もマイナスの数字に、もう持株の株価や時価を見るのが嫌になった、と思っている方も多いことでしょう。

(というか、売りから入っている投資家以外はほぼ全員がそうじゃないか、と思っていますが、、、)

当たり前の話ですが株価が暴落しているという事は、買いをはるかに上回る売りが出ている、つまり売り手が多いということ。

もう少し考えてみると、より多くの人が売っているのみならず、より大量に売られている。

ということ。

で、普通に考えると大量に売っているのは主に機関投資家。

これらの人々がなぜ売りに走っているかと言えば、常に一定期間内に目標としている結果を出す必要があるから。

つまり「いつまでにこれくらいの利益を出さねばならない。」という達成ノルマが決められているわけです。

そしてノルマを達成できなければ決して評価されないわけで、最悪配置転換もあり得る。

だから、今回のような暴落相場になった場合、期間内でのこれ以上の損失拡大を防ぐために(あるいは利益確定のために)急いで手じまいする、というパターンが多くなります。

それに対して当たり前の話ですが、我々個人投資家にノルマはありません。

もちろんそれぞれ目標はありますが、それは他人にどうこう言われる筋合いのものではない。

達成できなくても自分だけの話、上司がいるわけでなし、誰からも叱責されることもありません。

(但しご家庭によっては上司より数倍怖い、妻からの叱責があるかもしれませんが、、、(大汗))

ましてや短期投資家やキャピタルゲイン投資家ならいざ知らず、インカムゲイン投資家の場合は長期投資を基本としています。

仮に現在含み損が出ているとしても、別に期間が決められているわけでなし、配当をもらいながら長いスパン、長い目で持株を見ることができるのです。

そして保有期間を長くとれば取るほど株価変動に対する余裕度・ゆとり度が高まっていきます。

これ、現在期間無制限、生涯保有に限りなく近づきつつある当方の実感です。

さらに言えば、インカムゲイン投資の場合目標とすべきはあくまで配当。

株価上昇によるキャピタルゲインではありません。

批判を覚悟で言えば、株価変動による含み益はおまけのようなもの。

さらに言えば株価暴落によって配当利回りが上昇するわけで買い増しの絶好のチャンス。

ということで、

株価暴落時こそ個人投資家は安心できる。

と最近の相場を眺めながら感じている今日この頃です。

(暴落時の投資にあたってはくれぐれも自己責任にてお願いいたします。)

よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

POSTED COMMENT

  1. そだお より:

    終値前日比2216円63銭安を記念いたしまして、

    うぎゃ~、含み益がどんどん消えていく~~!
    きゃ~、資産がどんどん減っていく~~~!
    き~っ、買うのが早すぎた~~~~~~!
    え~、1ドル147円台に~~~~~~~!
    あぁ、日経先物更なる下落~~~!
    ううっ、ゆうこりんは正しかったか、、、
    お金返して~~~~(涙)

    インカムゲイン投資家になり切れない未熟者のみっともない嘆きです。お許しを、、、

    あっ、でもまだ買い下がりますよ。
    配当利回りが上昇する買い増しの絶好のチャンスですから。

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      もちろん買い下がりますよねぇ。
      良い意味での価格と価値のかい離という絶好の機会到来なのですから。

  2. ウィニングチケット より:

    正直者さん、そだおさん、皆様

    おはようございます。
    ゆうこりんは正解でもあり間違っていると思います。
    短期投資家目線なら、ゆうこりんの言う通り、今は強欲圏。
    高値圏であり調整が来るのは常識的にみてしごくもっとも。
    誰もが想定通りの展開でしょう。

    が、だからとって投資を否定し政府の陰謀?のように考えるのは愚かなこと。これだけ暴落暴落煽られていますが、ぶっちゃげこの一年でいってもまだまだ大幅プラス。
    長期(10年くらい)でみれば目先のたった10%くらいの下落などほぼ誤差の世界ですね。

    具体的な数字で言えば、TOPIXは現在2537
    10年前の2014年7月末からは+96.8%
    05年前の2019年7月末からは+62.1%
    03年前の2021年7月末からは+33.4%
    昨年同時期の23年7月末からは+9.2%
    昨年末大納会からでも+7.2%

    日本のTOPIXではなく、総本山の米国のダウやNASDAQなどでみればもっと素晴らしいリターンでしょうし、株式100%ではなく、GOLDなども組み合わせ創意工夫をこらせばもっと攻守に素晴らしいポートフォリオになることでしょう。 

    短期的な過熱や多少の目先の暴落に動じず、淡々と配当金を貰いながら再投資していくスタイルが生きる時ですね。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      今回の暴落でリーマンショックの頃を懐かしく思い出しています。
      但しあの頃と精神状況はまるで違います。
      それもこれも暴落時でも決して購入を止めなかったことでその後資産を大きく増やせた、という経験があるから。
      これから優良銘柄の中から割安銘柄がどんどん出てくると思うと楽しみで仕方ありません。

      • うっかり小平次 より:

        naobito様 ウイニングチケット様 そだお様

        おはようございます。
        小生保有の国内株も、ここ数日の下落の影響を受けて阿鼻叫喚の状況に・・・・・。
        ではなく、いずれも5年以上保有の銘柄ばかりなので、強固な含み益バリアで耐えております。
        インカムゲインだけではなく、キャピタルゲイン狙いでも、長期目線での投資の重要性を実感している次第です。
        naobitoさんのおっしゃる通り、優良銘柄のバーゲンセールの到来を期待したいと思います。(^^)

        • naobito より:

          うっかり小平次さん
          おはようございます。
          ウィニングチケットさんも書かれていましたが、短期投資という視点で見れば阿鼻叫喚、しかし長期目線で見れば一時的な調整であり、買い増しのチャンス。
          日々の市場の人気投票に惑わされることなく、長期的に成長が見込める銘柄を仕込みたいところです。

    • そだお より:

      ゆうこりんに「間違っていました」と言わせたいです。
      少なくとも積立NISAはここからが安く買えるうれしい時期。
      成長投資枠もこれは!と思った銘柄なら、泣く泣く投げるのではなく喜んで買い増しでしょう。
      政府の陰謀ではないことを証明したいです。

      • naobito より:

        そだおさん
        おはようございます。
        真夏のバーゲンセール到来!、積立NISAも成長枠も喜んで買い増ししてまーす、ってゆうこりんに伝えたいですね。

  3. そだお より:

    終値前日比4451円28銭安!

    まさか翌営業日に記録を更新するとは思いませんでした。
    しかも下げ幅が前日の倍以上!
    過去最大の下げ幅!
    私達、歴史に立ち会いましたね。

    リーマンショックの時みたいだ、、、と思いましたが、下げ率はリーマンショックを超えたのですね。
    でも、正直者さんの現在はリーマンショックの後からの投資で始まりました。

    騰落レシオが75に近づいてきました。
    考えたくないけど、日経平均PBR0.8(恐らく21,300円ぐらい)までを目安に、慎重に買い下がります。

    でも、3万円ぐらいで止まって~

    • naobito より:

      そだおさん
      おはようございます。
      日本株の懸念事項は長期で見ると米国株のように順調に右肩上がりで来ていないことですかね。
      考えたくはないですが失われた30年の再来。
      なので銘柄選びをより慎重に行うことが必要なのでは、と思っています。

      • そだお より:

        終値前日比3217円4銭高!
        一転、過去最大の上げ幅!

        目まぐるしいですね。
        このまま上がってくれれば一安心ですが、二番底への可能性も否定できない。
        アメリカの大統領が決まるまでは不安定な相場が続くような気がしてなりません。

        >日本株の懸念事項は長期で見ると米国株のように順調に右肩上がりで来ていないことですかね。

        確かに!
        求められるのは美しい右肩上がりのチャートと配当ですよね。

  4. ウィニングチケット より:

    正直者さん、皆さん

    おはようございます。
    クールに俯瞰したところ、
    あのコロナ危機以上に過剰に売られた優良銘柄もあり
    出遅れた投資家の方には千載一遇の好機が訪れていると感じています。私は既に投資ポートフォリオはもうほぼ完成しており買い増し余力もないですが、CASHに余裕がある方には絶好の好機ですね。目先の株価はまだまだアップダウンが激しく騙しもあるでしょうが、恐怖に震えながら買ったポジションは私もの少ない経験からも、過去の歴史からも大きな大きなリターンを与えてくれる事でしょう。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      バーゲンセール状態の株が増えており、まさにCASHに余裕がある方には絶好の好機。
      これまでどおり毎月の配当で淡々と割安銘柄を購入していくつもりです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です