先日、広瀬隆雄氏のツイッターを見ていたら、
「ロイヤルティ・ファーマ(ティッカーシンボル:RPRX)のIPO来週だから資金を温存して!」
とのツイートが。
そしてその後ユーチューブでこの新規上場銘柄のことを熱く語っていた、というかべた褒めだったのです。
この銘柄の新規上場は、ロイター通信でも記事になっていました。
記事によれば、バイオ医薬品のロイヤルティ(使用料)購入や、新しい治療法への資金提供などの事業を行っているロイヤルティ・ファーマが新規株式公開(IPO)で最大19億6000万ドルを調達する計画を発表。
実現すれば、今年に入って米国で最大の上場案件となる、とのこと。
この会社はバイオ医薬品企業ではなく、バイオ医薬品投資企業。
つまり投資会社ということ。
このあたり非常にわかりにくくピンと来ないのですが、広瀬さんのユーチューブでの説明によれば、
新薬を全部自前で開発できない大学や企業等に対して一部の特許を購入し資金提供を行っている企業であり、新薬の一部の特許を取得、新薬売り出し後、ロイヤリティの入金を得るビジネス。
一種の課金ビジネスであり従業員は少ないものの、新薬開発に関する豊富な知識を有しており参入障壁は高いとのこと。
売上成長率は6-9%、また利益率は非常に高くいわばVISA(V)のようなビジネスであり、安定的な成長が見込める等べた褒め。
ということで、早速SEC(米証券取引委員会)に提出されたForm S-1(フォームS1)を確認することに。
Form S-1(フォームS1)は、アメリカ合衆国において、新規株式公開(IPO)を行うために、米証券取引委員会(SEC)に提出する証券登録届出書(開示書類)をいいます。
前述のとおりこの企業は、医薬品企業の特許権を購入しそこからのロイヤリティ収入を得ている企業、ということで現在ジョンソン エンド ジョンソンとアッヴィが保有するイムブルビカをはじめ45以上の商品化された製品からのロイヤリティ収入があると記載されています。
ということは簡単に言えば投資会社として現在45以上のポートフォリオを持っている、ということになります。
そして気になる業績がこちら。
まず売上に該当する収入及びその他の収益の推移ですが、規模としては日本円換算で直近で2000億円程度、非常に安定した数字を残している状況が見て取れます。
そして利益の方ですが、実はこの企業の場合投資会社という性質上非常にわかりずらい。
ということで、ここは広瀬さんが言っていた「調整後キャッシュフロー=純利益で見なさい。」というアドバイスを参考にさせていただくことに。
それがこちら。
こちらを見るとこの企業の稼ぐ力のものすごさがわかります。
売り出し価格の上限は28ドル。
そして気になる配当予定は年間60セントということで、上限で計算すると約2.1%。
インカムゲイン投資家としてこの数字は物足りないのですが、あの広瀬さんがこれだけ推奨する、ということは将来の成長に期待して購入してみてもいいかな?
などと思い始めています。
(IPO直後の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村
正直者さん、
リーマンショック前でしたでしょうか、広瀬隆雄氏はIPO銘柄についても推奨していました(私は今でもGFA,ULTR,GROが残高にあります)。その後、マーケットがクラッシュしたときに、広瀬氏推奨銘柄の下げが一段とキツイ、保証してくれとはもちろん言わないけどという投稿がありました。私も当然自己責任と思っていましたが、許せないのは、日本の皆さんは空売りできませんよねという当時米国在住の広瀬氏の発言でした。このような人を相当な知見のありそうな人たちが持ち上げていることに意外感がありましたが、今回またIPO銘柄をあおってショートするつもりなのかと穿った見方をしてしまいます。私もいつまでも若いわけではないので、今さら長年の実績のない銘柄にはかかわらないつもりです。
コメディアンさん
なるほど、そんなことがあったのですか。
広瀬さんの場合はずっとアメリカ在住で見方、考え方等、中身は完全にアメリカ人です。
そのあたりを間違えると痛い目を見るかもしれません。
但し、冷静に見ても銘柄に関する知識は日本在住のどんなプロも勝てない、これだけは確かだと思っています。
だからその知識を上手に利用して投資できれば、と考えています。
こんにちは。
広瀬氏の推奨銘柄は一旦割り引いて考えるのでも良いと思います。
安全めに倒すなら3四半期くらいは買いを見送って決算情報に目を光らせる、というのでも良い気がします。
Jumia Technologies(JMIA)とかPluralSight(PS)とかちょいちょいやらかしている銘柄が散見されますね。IPOなんてそんなもんだと言われたらおしまいなのですが。
また、ごくIPOしたZscaler(ZS)やFastly(FSLY)、Crowdstrike(CRWD)はコロナ禍の引きこもり&在宅勤務のクラウド需要増大の事業環境にうまくのれています。
ひろーさん
もちろん広瀬さんは商売柄(?)、多くの銘柄を紹介しなければならないという立場ですので、そのあたりは割り引いて考える必要ありです。
あとは自身でよく確認した上で、あくまで最終判断は自身で。これ鉄則です。
こんばんは。
この銘柄は二ヶ月経ってどの程度の市場評価になっているかを確認してみました。
実際には株価は下落して、そのまま大きな鍋底を描いている途中。
https://www.tradingview.com/x/q9sY7ZuL/
直近では一目均衡表ではトレンド転換が示唆されます。
https://www.tradingview.com/x/YnS067Gq/
IPOで上場して間もない株は決算よりも市場の需給で値決めがされるんだなぁと感じたチャートでした。
小型株を買うときは株価上昇に伴う出来高と、一目均衡表であからさまな下降トレンドになっていない限り打診的に買ってみてダメならスパッと手放すみたいなことをしています。
もちろんポートフォリオ全体から見て2%を超えないサテライト的な部分で、ですよ!
ひろーさん
ロイヤルティ・ファーマ、買われたんですね。
この銘柄は当方も以前記事にしておりモニターしています。
キャピタルゲイン狙いの投資ならひろーさんの言われる通り短期でスパッと売却はありですね。
正直者さん、皆さん
おはようございます
投資は自己責任ですが、
私も
正直者さんらしくないアクションだなと
ちょっと危ない危ないと思いコメントさせていただきます。
広瀬さんは営業キャッシュフロー売上マージンを広めた方と
ですが、ちょっといやかなる
煽る癖があると認識してコメントは面白く読み流しています。
むしろ逆神様の懸念もそこはかとなく感じます笑
ウィニングチケットさん
こんばんは。
お元気そうで何よりです。
あの方知識はばっちりですが、そんなにもあおり癖があるとは。
さらに逆神様ですか、、、、(苦笑い)
ただ今日の初値があまりに高かったので、急ブレーキがかかりました。
まだ時間はありますので、よーーく考えてみることにします。