現地時間の4月19日、飲料大手のコカ・コーラ(KO)が第1四半期決算を発表しました。
前回の2020年第4四半期決算では新型コロナウィルスの影響から前年同期比で減収減益に終わったこの銘柄ですが、今回の注目ももちろん新型コロナの影響度合い、ということで早速確認。
まず会計基準ベースでの数字は以下のとおり。
売上ですが、新型コロナウイルスワクチン接種の進展等もあり前年同期比で5%の増収を達成。
セグメント(地域)別の詳細は以下のとおり。
御覧のとおり特にアジア地域(Asia Pacific)、国別では中国とインドが感染拡大抑制策緩和等を背景に炭酸飲料の需要が堅調だったことで24%増と大きく伸び、欧米の落ち込みを相殺しているのが見て取れます。
一方1株利益の方は会計基準ベースでは約2割の減益となったものの、特殊要因を除いた以下NON-GAAPベースでは前年同期比で7%の増益となっています。
ということで、売上、利益とものアナリスト予想(リフィニティブまとめ)を上回っています。
尚、前回の第4四半期決算で公表した業績予想(2021年通期予想(NON-GAAPベース))ですが、今回も変更はしていません。
もちろん今後の業績は新型コロナ流行の収束次第、ではありますが、今回の結果はクインシー最高経営責任者(CEO)が決算発表で、
「ワクチンの接種が進み、経済活動が再開されている地域での業務の改善に勇気づけられている。」
と述べたとおり、投資家にとって非常に勇気づけられる内容だった。
と考えているところです。
(新型コロナ流行がネガティブな影響を与える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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