早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2022年2月末時点) を公開いたします。
尚、今回は銘柄の入れ替えはありません。
相変わらず配当利回り上位陣は安泰と言えば安泰。
但し8.8%という異常なまでに高い配当利回りとなっているAT&Tはワーナーメディア事業スピンオフ後は減配を予定していますので、額面どおりには受け取れない。
すでに発表のとおりスピンオフ後の1株配当は現在の2.08ドルから1.11ドルへと半減に近い大減配を予定しています。
つまり株価が変わらなければ将来の配当利回りは4.7%にまで下がるということ。
となれば実質的な1位はたばこ銘柄のアルトリア(MO)、ということになります。
そのアルトリアですが、現地時間の1月27日に発表した2021年第4四半期決算は前年同期比では減収増益決算となっています。
但し、アナリスト予想との比較では、売上、調整後1株利益はともに予想を上回っています。
さらに注目の今期2022年通期予想は、調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドルと2021年の4.61ドルの実績に対して+4%から+7%の増益を見込んでいます。
アルトリアと言えば、調整後1株利益の80%を配当に回すことを公言しているわけですが、増益見込みに加え今後2022年12月までに18億ドルの自社株買いを予定しており、増配に向け着々と手を打っています。
となれば、今年の増配の可能性も非常に高い。
一般的に言えば7%という配当利回りはある意味異常値のわけで数字だけを見ればとても手が出せないわけですが、この銘柄の場合は万年不人気銘柄であり、業種や業績、さらには会社のリリース情報をきちんと確認することでその数字が異常値であるかどうかを見極めることが非常に重要になります。
(それは前述のAT&Tの場合を見れば明らか。)
そのためにもなかなか骨の折れる作業ではありますが、決算数値をはじめとする銘柄分析を定期的にしっかりと、さらには愚直に行うことが何より重要ではないか。
との認識をあらたにしているところです。
何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。
(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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