早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2023年1月末時点) を公開いたします。
尚、これまで60を超える銘柄の配当利回り順のリストをアップして来ましたが、より銘柄選びに即した内容にすべく今回から開示内容を一新することにしました。
まずはこちら。
こちらは配当利回りが4%を超えるリストになります。
配当利回り1位は相変わらずアルトリア(MO)。
その利回りは8%を超えており、普通に考えれば異常値と言えるのですが、現地時間の2月1日に発表した第4四半期決算は以下のとおりアナリスト予想との比較では残念ながら売上は予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回っています。
そして注目の今期2023年通期予想は、調整後1株利益で4.98ドルから5.13ドルと2022年の4.84ドルの実績に対して2.9%から6%の増益としており、2023年12月までの10億ドルの自社株買いを新たに発表したことと考え合わせれば、少々売られ過ぎでは?と考えているところです。
尚、今回からトータルリターン(10年)の数字を追加しています。
ちなみに市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETFのトータルリターンは12.64となっており、IBMのマイナス値を始めほとんどの銘柄が市場平均を下回っていることに注意を払う必要があるでしょう。
つまり高配当銘柄への投資は株価上昇には期待できない。
というある意味当たり前の事実を表していることになるわけですが、以前から書いているとおり高配当銘柄への投資は定期預金的投資と割り切って考える必要があるとも言えます。
ではインカムゲイン投資に活路はないのか?
と言われればそんなことはない。
続いてはこちらのリストをご覧ください。
こちらはトータルリターン(10年)がVanguard S&P 500 ETFのトータルリターン(12.64)を上回る銘柄のリストとなります。
ここで注目は上位2銘柄のベストバイとアッヴィ。
共に利回りは4%を超えており、先ほどのリストにも登場しているわけですが、ベストバイは今後の景気後退を織り込んでの株価下落、そしてアッヴィはいわゆる2023年の壁(主力のヒュミラの米国での特許切れ)問題を抱えることによる株価下落という面は見逃してはいけないにしても、少なくともこれまでは配当と株価上昇のいわゆるいいとこ取りできた銘柄と言えるでしょう。
もちろんトータルリターンはあくまで過去の数字であるわけですが、銘柄選定にあたってはこちらのリストがより参考になるのでは?と考えています。
何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。
(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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