定例の「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートを行いました。
配当貴族銘柄とはご存じのとおり25年以上連続銘柄を続ける企業のこと。
そして取り上げた銘柄は、S&P500配当貴族指数を構成する銘柄。
すなわち、
① S&P500指数の構成銘柄であること
② 25年以上、連続で増配していること
③ 時価総額が30億米ドル以上であること
④ 1日当たりの平均売買代金が500万米ドル以上であること
尚、今回今回新たに追加、削除した銘柄はありません。
まずこちらは配当利回り順のリストとなります。
1位は毎度毎度のたばこ銘柄アルトリア(MO)。
ちなみにアルトリアの配当利回りは6.1%と株価上昇によりかなり下がっており、”売上成長”という言葉をどこかに置き忘れ、万年不人気のこの銘柄にしては”人気沸騰中”と言えるレベルにある点に十分留意する必要があります。
ちなみに1月29日に公表した直近2025年第4四半期決算は調整後1株利益は前年同期と同額の1.30ドル、また2026年の通期見通し(調整後1株利益)は前期比2.5%~5.5%増の見通しとなっています。
続いて紹介するのがこちらのリスト。
こちらはトータルリターン(10年)が市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターン15.4%を超える銘柄のみをピックアップしています。
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。
これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。
こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。
分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
(SMBC日興証券HPより)
全14銘柄を見ると相変わらず高配当と高成長は両立しない、というセオリーを垣間見ることのできるリストとなっていますが、唯一の例外が毎度毎度お馴染み、配当利回りが3%のバイオ医薬品会社のアッヴィ(ABBV)。
直近の決算ですが、現地時間2月4日に発表された2025年第4四半期決算は前年同期比で増収(+10%)・増益(+25.5% ー 調整後1株利益)。
また注目の2026年通期見通し(調整後1株利益)は、主力製品のリンヴォックとスキリージの強い需要を反映し、市場予想を上回る前期比45%増の14.37ドル~14.57ドルとしています。(尚、これまでどおり見通しには、買収した仕掛研究開発費および2026年に発生する可能性のあるマイルストーン費用の影響は含まれていません。)
スキリージとは
乾癬(かんせん-免疫の異常によって皮膚や関節に特徴的な発疹などが起こる病気)、関節炎、クローン病、潰瘍性大腸炎を治療する薬
リンヴォックとは
中等度から重度の関節リウマチ患者へのリウマチ薬
そしてロブ・マイケルCEOは、
「2025年はアッヴィにとって再び輝かしい年となりました。米国におけるヒュミラの独占権喪失後、わずか2年目で過去最高の売上高を達成し、当社の多角化された成長基盤の強さを際立たせました。」
「当社の強みであるファンダメンタルズに基づき、2026年も力強い成長が見込まれます。この勢いとイノベーションへの投資が相まって、アッヴィは長期的な成功へと導きます。」
と述べており今後に変わらぬ自信を示しています。
それにしてもアッヴィ以外に配当利回りが3%を超えている銘柄はないわけで、やはりいいとこ取り、つまり、
25年以上連続増配を継続しつつ利回りが高いにもかかわらず、株価も市場平均を上回って上昇している銘柄はなかなか存在しない。
という厳しい現実を表すリストとも言えるのではないでしょうか。
ただそんな中でもこうやって毎月リストを愚直にアップデートすることで、連続増配+株価上昇+高利回りのいわゆる二兎取りならぬ三兎取り銘柄に新たに出会える日が来る、と信じています。
インカムゲイン銘柄のパフォーマンスが市場全体のそれに劣後することを否定する気は毛頭ありませんが、いかなる相場環境にあっても長きに渡り増配を継続してきた銘柄が投資家に安心感を与えていること、これだけは確かです。
何はともあれ本リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
(本リストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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