早速ですが、新NISAでの購入銘柄検討のために1月から作成を開始した「次は何を買おうかリスト(連続増配20年以上-日本銘柄編)」のアップデートを行いました。
取り上げた銘柄は、連続増配年数が20年以上の銘柄。
2024年3月末時点の配当利回り順のリストが以下となります。
左から、銘柄名(コード)、連続増配年数、増配率(直近3年)、配当利回り、予想PER、PBR、株価となっており、連続増配年数が20年以上の銘柄の出典元は「ザイ・オンライン編集部 (2023年12月2日公開)」。
御覧のとおり配当利回り1位は前月に引き続き三菱HCキャピタル(8593)。
【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速
【連結事業】カスタマー57(4)、海外地域18(9)、航空9(4)、ロジ6(13)、不動産5(14)、モビリティ3(7)、環境エネ2(24)【海外】33 <23・3>
【最高益】航空機リース、海上コンテナが好調。米不動産評価損と太陽光発電の減損計上でも小幅営業増益。25年3月期は旅客需要拡大で航空機が牽引。コンテナも順調。貸倒費用を吸収して最高純益更新。増配。
【出 資】デンマークの再エネ会社に20%出資、持分法適用会社化。ロボティクス事業の専門部署4月新設、物流や施設管理分野など他社共同実証を経て事業化目指す。
【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/17社
(会社四季報より)
直近の業績ですが、2月9日発表の2024年3月期第3四半期決算は増収(+1%)、減益(経常利益-4.9%、当期純利益-6.2%)だったものの通期予想は当期純利益3.2%増を据え置き。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比10.3%増の373億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.9%→7.7%に改善している。
そして現時点の予想PERは12.78倍、またPBRは0.92倍であり決して割高ではない。
またこの銘柄の場合株価が千円ちょっとで買いやすいというのも魅力の一つ。
2位はローソン(2651)の株式取得で話題、利回り3.12%のKDDI(9433)。
直近の決算ですが、2月2日に発表した2024年3月期第3四半期決算はわずかながらではありますが増収(+2%)、増益(営業利益+0.4%、当期純利益+2.3%)。
そして通期予想利益はほぼ横ばい(営業利益+0.2%、当期純利益+0.1%)となっていますが、この銘柄の場合ちょっと注意が必要。
それが株主優待。
現在100株以上1,000株未満の株主に対し3,000円相当のカタログギフトが贈呈されているわけですが、これが2025年以降は100株以上を1年以上継続保有した株主のみにPontaポイント等の自社関連サービス特典を贈呈(1年以上5年未満継続保有の株主には2,000円相当、5年以上には3,000円相当)に変更となる。
これは実質的な改悪と言ってよい。
もちろん優待目当てオンリーの投資は本末転倒とも言えるわけですから、そこだけにこだわる必要はないのですが。
最後に話題つながりで小林製薬(4967)。
「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症し死亡者が出た問題が連日報道されているわけですが、現時点では「2024年12月期連結業績への影響は現在精査中。」としていますが、製品への信頼性を根本から揺るがす問題であり長期的な影響も避けられない可能性があります。
ただ株価が意外に下がっていない、と感じているのは当方だけでしょうか?
いずれにしても現時点ではとてもじゃないが怖くて手が出せません。
何はともあれ、本リストが皆様の銘柄選びの参考になれば幸いです。
(本リストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村