投資成功のヒント

「次は何を買おうかリスト(連続増配20年以上-日本銘柄編)」をアップデートしました(2024年9月末時点)

早速ですが、日本株購入検討のために1月から作成を開始した「次は何を買おうかリスト(連続増配20年以上-日本銘柄編)」のアップデートを行いました。

取り上げた銘柄は、連続増配年数が20年以上の銘柄。

2024年9月末時点の配当利回り順のリストが以下となります。

左から、銘柄名(コード)、連続増配年数、配当利回り、予想PER、PBR、株価となっており、連続増配年数が20年以上の銘柄の出典元は「ザイ・オンライン編集部 (2023年12月2日公開)」。

但し、例えば3月決算会社の場合は2024年3月期決算発表時に公表された直近の配当をベースに連続増配年数をアップデートしており、直近では先月6月決算会社のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)を20年から21年にアップデートしています。

銘柄数は19と米国株に比べまだまだ少ないですが、その数は増加しておりその分選択肢が広がるわけで、インカムゲイン投資家としてうれしい限りです。

御覧のとおり配当利回り1位は毎度毎度の三菱HCキャピタル(8593)。

【特色】三菱UFJグループ。日立キャピタルと21年4月統合。リース首位級。M&Aで海外展開加速

【連結事業】カスタマー54(4)、海外地域22(4)、航空11(13)、ロジ6(14)、不動産5(13)、環境エネ2(15)、モビリティ0(73)【海外】39 <24・3>

【連続最高益】旅客需要好調で航空機リース続伸。情報機器リース堅調。海外は商用トラックの貸倒費用大幅減。米商業用不動産と太陽光発電の減損剥落。不動産の大口売却益消えても営業増益。株売却益減。増配。

【生成AI】日立製作所と協働して生成AIを本格利用。営業事務や審査業務効率化、新商品開発などに活用。名証プレミア市場の上場廃止、重複上場解消で合理化図る。

【業種】 リース・消費者金融 時価総額順位 1/16社

(会社四季報より)

直近の業績ですが、8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算は増収(+11.1%)、増益(経常利益+30.4%、四半期純利益+11.6%)と好調。

また、今期2025年3月期通期予想(当期純利益)は概ね予想通りの進捗であることから、前回予想の当期純利益1,350億円を維持、1株利益については期中平均株式数の変更により前回予想の94.11円から94.10円としています。

そして注目の1株配当は前期の37円に対し8.1%増配の年間40円を修正していませんが、第1四半期ということである意味納得。

9月末時点の予想PERは10.50倍、またPBRは0.86倍であり決して割高ではないこと、またこの銘柄の場合株価が千円ちょっとで買いやすいというのも魅力の一つであり十分買い増し対象となり得ると考えています。

そして今回注目したのが、 NO.19物流大手のトランコム(9058)。

この銘柄の予想配当ですが0%、つまり無配となっている。

ちなみに8月末時点では2.11%だった。

それがなぜ急に無配に?

ということですが、9月17日に「MBO の実施及び応募の推奨に関するお知らせ」と「2025 年3月期配当予想の修正(無配)に関するお知らせ」をリリース。

今後米投資会社ベインキャピタルと組んで株式の公開買付けを実施することにより株式を非公開化し、上場廃止となる予定である旨、また2025年3月期の中間配当及び期末配当を行わないことを決議したことを発表。

当たり前の話、今後連続増配銘柄から除外することになります。

何はともあれ、本リストが皆様の銘柄選びの参考になれば幸いです。

(本リストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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