現地時間の4月20日、通常では考えられない恐ろしいことが起こりました。
先週末18ドルだった原油価格(WTI)があれよあれよという間に大暴落、過去最大の下落を記録し、な、なんと-30ドルととマイナス価格(現地時間15時時点)に突入したのです。
これは1983年の先物上場以来初めてのこと。
「おーー、マイナスということは、ただでもってけどころがお金をつけて石油がもらえるということ♪」
なんて喜んでいる場合ではありません。
「うわー、マイナスなんてあり得ない。こりゃーもうエネルギー銘柄は規模の大小にかかわらず皆倒産だーーーっ!!」
って、騒ぐ気持ちもわかります。
もちろん所詮アマチュア中年投資家の一人である当方とて、この数字を見た時正直焦りました。
即行で各メディア記事を確認した。
するとこんなことが書いている。
・取引終了日が迫る期近の5月物だけが突出して下落している。
・原油貯蔵スペースがないため現物の受け渡しを避けようと、トレーダーらは21日の期日を前に5月限から6月限へと乗り換える動きを進めている。
つまり現地時間の明日、4月21日の取引終了日を前に原油が大量に余っていて貯蔵施設、つまり石油タンクを始めタンカーもパイプラインも満杯状態であり、石油の受け取り手がいない。
だから価格が大暴落した。
但し、マイナスとなっているのは5月物の価格。
では、6月物以降はどうなのか?
ということで確認したのがこちら(現地時間2時50分時点)。
確かに先週末比では大幅に下落しているものの5月物とは大きな差がある。
つまり今回の歴史的な原油価格はある意味特殊要因から生じたもの。
もちろん、新型コロナウイルスの急拡大でガソリンなどの需要が急減し現時点で石油が大幅にだぶついていることはまぎれもない事実ですが、5月物の価格が正しい原油価格の水準ではない。
そう解釈できます。
ということで持株はホールド。まずはまもなく発表されるエクソンモービル(XOM)、ロイヤル・ダッチシェル(RDSB)の決算発表に大注目したいと思います。
(原油価格マイナス時のエネルギー銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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こんにちは。
僕もrdsbの持ち株を増やしているので、決算に注目しています。
現金も貯めながら、下がったら更に持ち株増やす予定です。
あおばさん
RDSB、今回が正念場。
ここで減配しなかったら、100、いや1000″あっぱれ”ですね。
現地時間4月30日の発表に注目しましょう。