先日日本年金機構に年金見込額の問い合わせを行いました。
ご存知のとおり年金についてはねんきん定期便が年1回誕生月に送付され、若い方はほとんど意識していないと思いますが、50歳未満と50歳以上では記載内容が異なっており、
・50歳未満の方の場合は、これまで納めた保険料に対する年金の見込額。
一方、
・50歳以上の方の場合は、現在の加入条件（所得水準）のまま定年（60歳）を迎えた場合にもらえるであろう年金見込額。
となっています。（ちなみに59歳の年にはこれまでのはがきではなく封筒での送付となっており、確認用として全期間の年金記録が同封されます。）
にもかかわらずなぜわざわざ年金機構に問い合わせしたのか？
ですが、その理由は当方の場合退職して無職になったことから、令和5年度を最後にその後は保険料の支払いをしておらずねんきん定期便が送付されないから。
そもそもねんきん定期便の発送の目的は過去1年間の保険料の支払い状況のお知らせのためであり、支払がなくなった場合発送されないのです。
但し、支払った保険料総額は変わらなくても年金見込額が同じというわけではない。
その理由が「マクロ経済スライド」の存在。
「マクロ経済スライド」とは
「マクロ経済スライド」とは、将来世代の年金水準を確保するため、公的年金被保険者の変動と平均余命の伸びに基づいてスライド調整率を設定し、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するもので、この仕組みは平成16年の年金制度改正により導入された。
つまりインフレの場合年金額の増額が抑制されるわけで、実質的に受給額が目減りするということ。
まあこれは若い方の負担を減らすための措置、ということで個人的にはやむを得ないと思っています。
で今回の見込額はどうなっていたのか？
ですがまだわからない。（汗）
電話で見込額を問い合わせしてもその場で教えてくれないのです。
「直接最寄りの年金事務所の窓口に行って確認いただく。」か、「郵送にて連絡させていただきます。」とのこと。
この辺がいかにもお役所らしいですねぇ。
尚、郵送の場合2～3週間かかるようですが、別に急いではいないので郵送をお願いしました。
ちなみに年金の受給手続きですが、支給開始の65歳になる年に誕生月の3ヶ月前になったら年金機構から封書にて年金の請求書が発送されるので、それを持って最寄りの年金事務所にて請求手続きをすることになります。
まあ総支払額が同じであれば1年で年金見込額が大きく変わるものではありませんし、現時点の年金見込額を目安にしておけばいいかな、と考えていますが何分根が小心者ですから来年も年金機構に問い合わせするつもりです。
以上、ご参考まで。
（50歳未満でのねんきん定期便の妄信はくれぐれも自己責任でお願いいたします。）
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