以前日本年金機構に年金見込額の問い合わせを行ったことを記事にしましたが、その続報となります。
問い合わせした理由は、年1回誕生月に送付されていたねんきん定期便が退職&無職になったことにより令和5年度を最後に送付されなくなったから。
払い込んだ保険料金額は変わらないものの、インフレの場合年金額の増額が抑制される「マクロ経済スライド」の存在により年金受給額は変動するわけで、現時点の見込額が知りたかった。
「マクロ経済スライド」とは
「マクロ経済スライド」とは、将来世代の年金水準を確保するため、公的年金被保険者の変動と平均余命の伸びに基づいてスライド調整率を設定し、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するもので、この仕組みは平成16年の年金制度改正により導入された。
で郵送で届いた今回の見込額ですが、
「まあねんきん定期便の金額とそれほど大きくは変わっていないだろう。」
という当方の目論みとは裏腹に開けてビックリ。
なんと大幅に減額されているではありませんか!!(大汗)
具体的には老齢基礎年金は増えていたのですが、老齢厚生年金の方が大幅な減額となっている、、、
思わず頭が真っ白になりました。
「いやいやいや、絶対これは何かの間違いに違いない。この金額では配当からの生活費充当分が増えてしまい株式投資に回す分が減ってしまうではないか!日本年金機構に訂正してもらわねば!!」
と早速年金機構に電話、
「今日お願いしていた年金見込額のお知らせが届いたのですが、ねんきん定期便の金額に比べて老齢厚生年金の方が大幅な減額となってるんですが、これは何かの間違いではないでしょうか?」
すると担当者曰く、
「今回送付させていただいた見込額にはねんきん定期便において含まれていた厚生年金基金分は含まれておりませんので、定期便の金額に比べその分金額が少なくなっております。尚、厚生年金基金分の年金金額につきましてはお手数でも企業年金連合会の方へ問い合わせ下さい。」
厚生年金基金とは
厚生年金基金は、企業が設立し厚生年金保険法に基づいて運営される企業年金制度。厚生年金の一部を国に代わって支給(代行給付)するとともに、独自の年金を上乗せして給付することを目的としていたが、2014年4月以降新規設立は認められず、既存の基金も多くが他の企業年金制度に移行するか、解散している。
要は当方の場合国の厚生年金と企業の厚生年金基金双方から年金が支給されることになるが、ねんきん定期便ではこの2つの年金が合算されて記載されていたのに対し、今回郵送された年金見込額では国の厚生年金分のみの記載となっている。よって金額が大きく減少していたというわけです。(ちなみに当方が勤務していた会社はすでに基金が解散しており、企業年金連合会が年金支給義務を引き継いでいる。)
ねんきん定期便のように今回も合算して報告してくれればこんなにビックリしないで済んだのですが、、、
ということで、その後企業年金連合会に電話で確認し(こちらは日本年金機構とは違い電話で金額を教えてくれました)、両者を合算したところ以前の金額よりも多少増加しておりほっと一安心。(まあインフレ負けはしているのでしょうが、、)
ということで、当方のように企業年金制度にも加入されていた方はその存在をくれぐれもお忘れなきよう。(さもないと当方のようにビックリ・一瞬肝を冷やすことになります。)
(年金見込額に基づく老後の生活設計にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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