配当

ファイザーより配当受領 業績好調も決して楽観してはいけない理由

9月8日にヘルスケア大手のファイザー(PFE)から配当金を受領しました。

ファイザーの増配タイミングは3月の支払い分となっており、今回も前回同様1株当たり0.39ドルとなっています。

この銘柄を初めて購入したのがバイオ医薬品とワクチンに強みを持つワイス買収によるまさかの大減配(50%減配)直前の2008年という最悪のタイミング、しかしその後めげることなく2009年から2011年まで地道に買い増しを実施し現在に至ります。

これまでの配当金の積み上がり状況は以下のとおりとなっており、総投資額158.6万円に対する総配当受領額は約110.6万円、その回収率は70%にも達しています。

ファイザーと言えばもちろん新柄コロナワクチン。

直近第2四半期決算は前年同期比でそのワクチン売上が大幅に伸びたことにより、なんと92%もの増収を達成。

また調整後1株利益も約7割増。

そして売上、利益ともにアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)を上回る結果となっています。

尚、通期予想も御覧のとおり売上、利益ともに前回予想を上方修正しています。

まさにワクチン様様(さまさま)。

さらに現地時間8月23日にはそのワクチンがFDA(米食品医薬品局)から正式承認されたことが発表された。

正式に承認されれば公的機関や企業などで接種義務化の動きが加速する可能性が高い。

ちょっと気が早いですが、インカムゲイン投資家として12月にリリース予定の増配タイミングでの配当のお知らせが今から楽しみ。

但し、決して楽観はできない。

その理由こそが新柄コロナワクチンの存在。

確かに今はある意味モデルナと2大巨頭状態のワクチンが業績に大きく貢献している。

しかし冷静に今回の通期予想を見れば、新型コロナワクチン分を除いた場合の利益は微増。

つまり、今後極めて有効な治療薬やワクチンが他社によって開発されれば、極端な話売上がゼロになる可能性だってある。

ホルダーとしてこの点は十分、いや十二分に頭に入れておく必要があると考えています。

(一つの製品への依存度が異常なまでに高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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