4月4日付記事、「ホルダーの皆さん 腹くくって投資してます? JTが抱えている訴訟をまとめてみました」 にて現在JTが抱えている訴訟を報告したわけですが、やはり米国株投資家として米国銘柄も確認せねば。
ということで、今回はフィリップ・モリス(PM)が現在抱えている訴訟を調べてみました。
その結果が以下のとおりとなります。
(出典元:2019年アニュアルレポート)
こちらは紙巻きたばこに関する訴訟ですが、御覧のとおり2020年2月3日現在で合計で84件の訴訟を抱えていることがわかります。
これに加えて加熱式たばこで個人訴訟が1件。
(さらに上記以外のその他の訴訟として数件の訴訟が開示されていました。)
JTの訴訟件数が20件でしたから、やはりJTよりはるか昔から海外展開をしているフィリップ・モリスの場合、その数が多くなるのはある意味必然と言えるでしょう。
(もちろん件数よりも金額が重要であることは言うまでもありません。)
逆に言えば、現在海外展開を積極的に進めているJTの場合、これから訴訟件数が増える、と考えておいた方が良いわけでして。
ということで、JTの時にも書きましたが、フィリップ・モリスに投資するにあたっては、現在これだけの訴訟を抱えていることを認識した上で、ある意味腹をくくって投資する必要がある。
ことだけは言えるのではないでしょうか。
<参考情報>
1995年に最初の訴訟が提起されてから現在まで被告であるフィリップ・モリス側に有利な判決は501件。
一方原告側に有利な判決は(たった)13件。
うち9件が和解に達し、4件がいまだ係争中となっていることが合わせて開示されていましたのでご参考まで。
(数多くの訴訟を抱える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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